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「斜めに入っていく」のがコツ...なぜ、富川悠太は相手の心を開かせる? 報ステ、トヨタで培った関係構築力

ニューズウィーク日本版 / 2024年11月30日 15時32分

また、振り返ると、子ども時代から野球というチームスポーツをしてきたことも、いまの価値観に影響しているかもしれません。ポジションはショートだったので、自然とキャプテンのような目線でチーム全体に目配りしていました。たとえばピッチャーが緊張していたら冗談をいって、緊張をほぐすことも。ムードメーカー的な存在だったと思います。

報道ステーション時代も、あの古舘伊知郎さんの後任になったときには、「とにかく頑張ります」という感じでしたが、本当に皆さんが支えてくれました。僕は天才でもなんでもないからこそ、積み重ねる必要があるものばかりで、皆さんの力を借りて、チームとして戦わなければならないという気持ちが根底にあるんでしょうね。

──最後に、今後のビジョンを教えてください。

数年後も、「人の役に立つために伝えるべきことを伝えたい」という姿勢は根本的に変わらないと思います。ただ、豊田章男という人が「幸せの量産」を目標に掲げて、「自分以外の誰かのために」行動し続けているのを間近で見ているので、その姿を伝え続けたいと考えています。そうすることで幸せな人が増えるのは間違いないでしょうから。

富川悠太(とみかわ ゆうた)

トヨタ自動車のオウンドメディア「トヨタイムズニュース」キャスター。「トヨタイムズ」では、外部への発信のみならず、約38万人の社員(連結子会社含む)に、豊田章男会長の思いを伝えることを目的としている。1976年、愛知県名古屋市生まれ。東京都立国立高等学校、横浜国立大学教育学部小学校教員養成課程体育専攻を卒業。1999年4月、テレビ朝日に入社。2014年12月には、同年8月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)で亡くなったいとこの富川睦美さんを取り上げた『笑顔の約束~難病ALSを生きる~』に出演。同番組は2015年11月に日本民間放送連盟のテレビ教養番組部門で優秀賞を受賞。2016年4月11日に古舘伊知郎氏の後任として『報道ステーション』のメインキャスターに就任。2022年3月末、テレビ朝日を退社。同年4月1日、トヨタ自動車に入社。同年12月、「トヨタイムズニュース」キャスター就任。プロデューサーも務め、「先人たちの想い」や「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」、「マルチパスウェイで目指す脱炭素社会」など、トヨタの「過去・現在・未来」を伝えている。

トヨタイムズ(toyotatimes.jp)

◇ ◇ ◇

flier編集部

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