電力危機の救世主は「廃水池」だった...「浮くソーラーパネル」の「一石何鳥」もの効果とは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月6日 13時21分
大型の太陽光発電はこの5年ほどで大幅にコストが下がり、今では最も安い電源として注目されている。ただし今までニュージーランドでは、導入があまり進まなかった。
導入が遅れたのは、太陽光発電は気温が高く日射量が多い地域に適しているという誤解があったからだ。ソーラーパネルは太陽のエネルギーを取り込む装置で、気温は関係ない。比較的涼しいニュージーランドにとって太陽光発電はうってつけだ。
1人当たりの電力消費量ではOECD(経済協力開発機構)30カ国中、13位のニュージーランド。廃水池を利用した太陽光発電はエネルギーと環境という2つの課題への取り組みを、この国が世界に示すモデルケースとなるだろう。
Faith Jeremiah, Lecturer in Business Management (Entrepreneurship and Innovation), Lincoln University, New Zealand
This article is republished from The Conversation under a Creative Commons license. Read the original article.
ローズデール廃水処理施設の「浮くソーラーパネル」
NZ's largest floating solar array catching the sun in Auckland/RNZ
Since it was unveiled on Rosedale Wastewater Treatment Plant in 2020, our floating solar array has generated 2.37GWh of energy. That could power 326 homes for a year. Generating our own energy means we import less from the grid, reducing our greenhouse gas emissions by 323 tonne! pic.twitter.com/ZoXn4xOdCD— Watercare (@watercare_nz) May 19, 2022
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