茶席にはどんな着物を着ていくべき?

NHKテキストビュー / 2020年3月26日 17時0分

茶会に招かれたとき、茶道のお稽古を始めるとき、着物は欠かせません。茶席の着物の基本的な知識を身につけましょう。創業70年を迎える呉服商の三代目、和多田泰久さんに教えてもらいました。

* * *


■Q 着物にはいろいろな種類があって区別がつきません。違いを教えてください。

着物はTPOに合わせて着ます。友人の結婚披露宴やパーティーに着るのは一般的には振袖(ふりそで)・色留袖(とめそで)・訪問着・付下(つけさ)げなどがよいかと思います。こうした着物は裾の前から後ろまで縫い目をまたいで模様がつながっています。振袖や訪問着は、胸や肩や袖にも模様があります。四季の花や松竹梅、宝づくしなどのおめでたい模様が多いフォーマルな着物です。
訪問着よりもややくだけた着物が付下げです。もともと付下げの模様は訪問着よりもやや控えめでしたが、最近では訪問着と区別がつかないほど華やかな付下げも増えています。訪問着や付下げには格調高い模様が織られた袋帯などを合わせるのがよいでしょう。
茶道などの和のお稽古に合うのは小紋などです。一定の方向に模様が繰り返される染めの着物で、大柄な模様、細かい模様、古典的な模様、モダンな模様などさまざまです。一般に小紋には少しカジュアルな名古屋帯でもよいかと思います。
お茶会に客として行くなら、訪問着から小紋までどれでもよさそうです。お点前をされる方は色無地が多いようです。黒以外の一色で染めた無地の着物で、背中に一つ紋(家紋)を入れます。帯は主に袋帯を合わせます。

■Q 男性はどんな着物を用意すればよいですか。

A 通常は三つ紋の色無地で色は紺色、グレー、茶などが多いです。茶会では袴(はかま)も必要になります。おしゃれな方は着物の生地や帯に凝ったり、帯と長じゅばん(着物の下に着るもの)の襟を同色にしたり、こだわっていますね。
遊び心のある装いとして、お召(めし)に縫いの一つ紋をつけたり、また細かい模様の着物をおすすめすることもあります。お茶会に招かれたときや食事会などに向いています。
■『NHK趣味どきっ!茶の湯 裏千家 心通わすお茶』より

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング