『映画けいおん!』出演の声優は、元「ボキャブラ」芸人だった

ニコニコニュース / 2012年2月25日 18時25分

かつて「地獄のスナフキン」と呼ばれた金谷ヒデユキさん

 累計動員数が100万人を突破し、第35回日本アカデミー賞「優秀アニメーション作品賞」を受賞した『映画けいおん!』。その声優陣の中に、懐かしい名前を見つけて驚いた人もいたのではないだろうか。1990年代前半のお笑いブームの火付け役『タモリのボキャブラ天国』(フジテレビ系)で、風刺と毒のある替え歌で一世を風靡し、"地獄のスナフキン"と呼ばれたお笑い芸人・金谷ヒデユキさんの名前があったからだ。

 金谷さんは長らく芸人活動を休止していたが、2009年に復帰。昨年12月公開の『映画けいおん!』では、数少ない男性キャラクター「堀込先生」役の声優として登場している。今や芸人と声優との二足のわらじを履いている金谷さんに、声優の仕事をすることになった経緯や、「映画けいおん!」の仕事現場での雰囲気などについて聞いた。

・[ニコニコ動画]『映画けいおん!』声優出演、「地獄のスナフキン」金谷ヒデユキの替え歌
http://www.nicovideo.jp/watch/1330161808

■収入が激減・・・転機となったのは『龍が如く』!?

――元「ボキャブラ」芸人が、どういう経緯があって声優になったのでしょうか?

 お笑い芸人をやめた後、ミュージシャン宣言をした。それはいいんだけど、誰の耳にも届かなくてね(笑)。一時期年収は数千万もあったが、月収で数千円まで落ちたんだ。さすがにやばいと思ったね。そんな時に声をかけてもらったのが、ゲーム『龍が如く』での声優の仕事です。

――月収数千円・・・。それで声優の仕事を始められたわけですが、実際にやってみてどうでしたか?

 『ボキャブラ』のころ以上に真剣に取り組んだよ(笑)。『龍が如く』では、「ピースファイナンスの平田」って役だったんだけど、主人公「桐生一馬」にボコボコに殴られる役柄なの。だから夜中にうめき声を練習したよ、一人で。とにかく人にボコボコにされるところを鮮明にイメージしてね。そうしたら、評判が良くてさ。それからだね、声優の仕事でも声をかけてもらえるようになったのは。

――仕事を一緒になされている声優の方たちに「あの"地獄のスナフキン"が、なぜここに?」と驚かれることはありませんか?

 これは、声優の山寺宏一さんと仕事した時の話なんだけど。俺だけ浮いちゃってて、山寺さんが気を使ってくれたんだ。「この人は芸人さんで、すごく面白いんだよ」って。山寺さんは持っていたiPadで動画を検索してくれたんだけど、出てきたのが俺の下ネタ替え歌だったんだよ(笑)。もうね、女性陣が全員ドン引き。それ以来、違う目で見られるようになったかな(笑)。

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