「ラジオにボカロの波が来た」 TBSラジオ、局の告知に『初音ミク』採用

ニコニコニュース / 2012年3月1日 18時43分

TBSラジオ&コミュニケーションズ番組プロデューサーの橋本吉史さん

 TBSラジオ開局60周年を記念し、昨年一般公募されたステーションジングル(放送中に流れる短い告知)。その最優秀作に、音声合成ソフト「VOCALOID」の『初音ミク』と『がくっぽいど』を使用した作品が選ばれた。このボーカロイド楽曲は2012年内にTBSラジオで放送予定。民放のAMラジオ局がステーションジングルにボーカロイドを採用し、運用するのは初の試みである。

 「ステーションジングル」とは、テレビやラジオ番組でCMの前後やコーナー開始時に使われる短い歌や音楽などを言い、放送局のブランド要素の一つだ。TBSラジオは2012年、開局60周年となることから昨年ステーションジングルを一般公募し、最終選考に残った8作品の中から神奈川県のhiro’さんの作品を選ばれた。ジングルは、「今までも、これからも、TBSラジオ」というキャッチコピーで、「今までも」のフレーズを『初音ミク』が、「これからも」のフレーズを『がくっぽいど』がそれぞれ歌い、「TBSラジオ」部分を両者が合唱するという構成だ。

 今回、「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」内で行われた最終選考で、審査委員長を務めた橋本吉史さん(TBSラジオ&コミュニケーションズ番組プロデューサー)に、ボーカロイド曲を最優秀作に選んだ理由や、ジングルにかける想いを聞いた。

■「ラジオまでボーカロイドの波が来た」

――橋本さんは、『初音ミク』などといったボーカロイドソフトはご存知でしたか?

 実際に使ったことはないんですが、世に出てきたくらいから知っていました。「ボーカロイド」というものが出てきて、動画とか音源を投稿する文化が生まれていることについても、数年前から知っていました。去年、『初音ミク』のライブがあって、かなり身近になっているということも感じていました。

――実際、投稿されたジングルを聞いて、どんな感想を持ちましたか?

 聴く前にボーカロイド曲であると教えられたとき、クオリティがあまり高くないんじゃ・・・と思っていたんです。でも聴いてみたら『ミク』だけじゃなくて、『がくっぽいど』のコーラス2つを組み合わせているというのもあって、ちゃんと手間をかけて作っているのわかったし、メロディもちゃんとつけている。内容も60周年というのを意識して、何度も繰り返し使えるジングル機能を果たしていた。その辺り、僕は面白いなと思いましたよね。

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