猫カフェの深夜規制は必要か?"猫のストレス"めぐってすれ違う環境省と経営者の言い分

ニコニコニュース / 2012年4月24日 15時57分

「猫カフェ きゃりこ」新宿店の猫

 都心部でOLやサラリーマンの人気を集めている「猫カフェ」。ペット禁止の集合住宅に住んでいても、気軽に猫と触れ合える"癒しスポット"として話題だが、動物愛護法の施行規則改正で、2012年6月1日から午後10時以降の営業が禁止される方針が固まった。深夜まで残業している人にはつらい内容だが、一体、なぜ猫カフェ規制が必要なのか。今回、ニコニコニュースでは環境省の担当者と、猫カフェ経営者の双方の言い分を聞いてみた。「規制される側」と「規制する側」――彼らの主張はどこが異なるのだろう。

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■環境省「"展示"ならペットショップも猫カフェも同じ」

 もともと今回の規則改正は、犬や猫のペットショップでの夜間展示を規制するのが狙いだった。展示を午後8時以降は禁止することの余波で、猫カフェも午後8時までになる方針だった。

 しかし、猫カフェ経営者達の反対で午後10時までに緩和された経緯がある。4月16日の環境省の中央環境審議会では、「カフェ内で猫たちが自由に動き回れる環境を整備すること」を条件に、猫カフェの営業を午後10時までの営業を認めることになった。ただし1歳未満の子猫には適用しない。

 これは規則改正後2年間の経過措置であり、この間に夜間展示がペットに与える影響などを把握し、今後の規制のあり方を再検証する。環境省は今後、市民の意見を公募するなどした上で、2年後の猫カフェ規制の最終決定をするという。

 そもそも、今回の規則改正の目的はどこにあるのか。環境省自然環境局総務課・課長補佐の杉井威夫氏に、改正の意図・目的について聞いた。

 杉井氏によると、今回の規則改正の発端は、「夜間にペットショップ等で動物を"展示"しているという行為が問題だ」という指摘だった。杉井氏によると、特に幼い犬猫は夜間に展示されて睡眠等が妨げられると、成長ホルモン等の関係で成長が阻害されたりするという事例も報告がされているという。

 動物愛護法は、動物の健康を保持し、よりよい生活を送らせるための法律だ。その意味において、「深夜・夜間に動物を展示することは規制したほうが良い」という議論は以前からあった。杉井氏は、

「夜間に(動物を)"展示"をしているのなら、猫カフェであろうとサーカスであろうと動物園(のナイト・ズー)であろうと、動物を"展示"をしていることには変わりありません。最終的に行為としての展示を規制するに当たっては、猫カフェさんをはじめ、ペットショップ以外の業者を含めて対象になります」

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