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超会議2出展企業がプレゼンバトル "おでこ習字"で1,000万円広告枠獲得

ニコニコニュース / 2013年4月24日 17時50分

ニコニコニュース

 マイクロソフトにグリー、メイドカフェに肉の万世。4月27・28日のニコニコ超会議2では、様々な企業のブース出展が決定している。そんな超会議2も間近に迫る2013年4月23日に、六本木のニコファーレに出展企業が集結して、生放送が行われた。会場では、"だいたい"1,000万円の広告枠をめぐり、プレゼンバトルが開催。熱い戦いが繰り広げられた。

 ニコニコ超会議2が4日前に迫った、2013年4月23日。六本木のニコファーレでは「超会議2特番~出展企業が威信をかけて激突!企業ブースプレゼンバトル編~」と称した、生放送がおこなわれた。

 その内容は、超会議2に出展する各企業がブースの見どころをプレゼンし、トーナメント方式で競い合うというもの。優勝した企業はニコニコ動画における"だいたい"1,000万円分の広告枠を得られるという。バトル前に行われたこの発表には、参加者から歓声があがった。

 今回、参加した企業は、マイクロソフトなどのソフトウェア企業から、アニメ制作会社やメイドカフェ、さらには肉の万世までと、バラエティ豊かな総勢26社。トーナメントは、「知力・体力・時の運」をテーマにしており、まずは「知力」の競い合い、すなわち30秒間のプレゼンバトルから始まった。

■ 優勝を決めたのはジークレスト

 AブロックからFブロック、それぞれ6ブロックに分かれて、各社の代表たちが思い思いのアピールを行っていく。トークと内容で堅実にアピールするグリーやピザーラなどに対し、KYORAKU吉本. ホールディングスやカプコンなどは、「カイジ」のモノマネやモンスターハンターのコスプレなど、インパクト重視で挑んでいく。白熱するプレゼンに、ドワンゴ取締役・夏野剛氏やMCを務めるタレントの松嶋初音さんからは、「ダメですよ!時間オーバーです!」というツッコミが飛ぶ一幕もあった。

 ユーザーの投票によりふるいをかけられた結果、セミファイナルまで残ったのは、わずか6社。次に試されたのは、「体力」である。ここでは、腰や頭に万歩計をつけてカウント数にて競い合う「万歩計フリフリ!!」なるゲームが行われ、ファイナルに進む2社が選ばれた。勝ち残ったのは、コラボ商品「超からあげクン」を会場で発売するローソンと、「デコラージュ」(http://www.gcrest.com/social-application/decollage.html)というイラストアプリの宣伝で出展するジークレスト(http://www.gcrest.com/index.html)であった。

 ようやく迎えたファイナルでは、「時の運」を試すべく、シンプルに「じゃんけん」が行われた。しかし、ステージ上で対峙する2社の雌雄は、わずか1回で、あっという間に決した。優勝はジークレストである。

 パーを出して勝利が決まると、観客席にいる同僚たちが舞台に駆け上がり、手を取り合い、喜びを分かちあった。名だたる競合を押しのけ、抱き合って涙を流す壇上の彼女たちには、会場の各企業はもちろん、LEDの壁全面にコメント"8888(パチパチパチパチ)"と、ネット上からも惜しみない拍手が贈られた。

 ちなみに、初戦のプレゼンバトルでジークレストの女性たちがおこなったのは、おでこに墨を塗り、白い紙に大きく"デコ"と書くパフォーマンスだった。その体を張った行動が、多くの視聴者から"男らしい"とリスペクトされ、セミファイナルへ駒を進めたのである。番組終了まで、彼女たちの髪はべったりと黒く染まったままだった。

 長時間に及ぶ番組は「最初はどうなるかと思ったけど、終わってみれば夢があった。ドラマがあった」という夏野剛氏の言葉で幕を閉じた。いよいよ週末に幕張メッセにて開催されるニコニコ超会議2。各企業の意気込みを強く感じさせる3時間になったと言えるだろう。

■ ジークレスト社員「1,000万円はユーザーとのソーシャルな交流に使いたい」

 イベント終了後、今回優勝したジークレストの"中の人"に話を聞いてみた。

――現在の気持ちは?

 とにかく嬉しいとしか言えないです。業務の合間に、みんなでプレゼンの準備をするのが大変でしたから。それを思い出すと、本当にドラマみたいです。

――ジークレストはどのような会社ですか?

 ジークレストは、アバターを使った「@games」など、オンラインゲームを生業にしてきた会社ですが、これからスマートフォン事業にも足を踏み入れていきます。今回は、それにあたって開発された「デコラージュ」というアプリのために発足されたチームで、この番組に参加しました。

――ニコニコ超会議2に出展する理由は?

「デコラージュ」はパーツを組み合わせて、イラストを作って遊んでもらうアプリなのですが、これは"感動した場"で使ってもらいやすいんじゃないかと思うんです。

――どういうことでしょうか?

 例えば、心が動かないときって、なにかを創作しようとは考えないですよね。でも、超会議という場所では、すごい踊り手さんの演技を見て、盛り上がった気持ちを伝えたくなるという風に、感動がたくさん起こるんじゃないかと思うのです。そういう場で、このアプリを体験してもらうのが最も効果的だと考えて、出展を決めました。

――賞金の広告枠はどのように使っていきたいですか?

 せっかくユーザーが中心になっているniconicoでやるわけですから、「こんなイラスト素材を作ってよ」などという風に、ユーザーとソーシャルに交流するのに使いたいと思います。「デコラージュ」を使ったイラストコンテストみたいなことをやらせてもらえれば、嬉しいですね。

――超会議2におけるジークレストさんのブースの魅力を教えてください

 会場で「デコラージュ」を使ったイラストをアップすると、ブースで豪華賞品が当たるクジを用意しています。また、アプリの中に、肉の万世さんやエイベックスさんのスタンプがあるので、それを使って作品をアップすると、そちらのブースでもアイテムがもらえたりします。今回はコラボにも力を入れました。

――今後、ニコニコ動画に望むことはなんですか?

 突撃でいろいろやるじゃないですか、ニコニコさんは(笑)。普通だったら「どうしよっかな?」と二の足を踏むところを、迷わず進んでしまう。これからもそうあってほしいと思います。

(了)

◇ 関連サイト
・オンラインゲーム GCREST 株式会社ジークレスト(優勝した会社)
http://www.gcrest.com/index.html
・デコラージュ(ジークレスト公式サイトより)
http://www.gcrest.com/social-application/decollage.html

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