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東京国際映画祭、東京都と共催「ウィメンズ・エンパワーメント部門」新設 入江悠監督特集上映も

日刊スポーツ / 2024年8月29日 9時52分

東京国際映画祭が新設する「ウィメンズ・エンパワーメント部門」でシニア・プログラマーを務めるアンドリヤナ・ツヴェトコビッチ氏

東京国際映画祭事務局は29日、10月28日から11月6日まで開催の第37回東京国際映画祭から、女性監督の作品、あるいは女性の活躍をテーマとする作品に焦点を当てた「ウィメンズ・エンパワーメント部門」を、東京都と共催で新設すると発表した。

東京国際映画祭は、メインのコンペンティション部門や長編3本目までのアジアの新人監督のコンペであるアジアの未来、日本公開前の国内外の話題作をプレミア上映する「ガラ・セレクション」など主要9部門で構成されてきた。今回から新設される「ウィメンズ・エンパワーメント」(Women’s Empowerment)部門の中心となるのは、女性監督の作品、あるいは女性の活躍をテーマとする世界の新作。上映は7本を予定している。

現在、初代駐日マケドニア大使で、21年の第34回東京国際映画祭からAmazonプライムビデオと共催し、新たな映画作家の発掘、育成に取り組む狙いで始まった「Amazon Prime Video テイクワン賞」の審査委員も務めた、アンドリヤナ・ツヴェトコビッチ氏が、シニア・プログラマーとして作品選定を行っている。また、シンポジウムやゲストトーク付き上映も予定している。同氏はコメントを発表した。

「長年にわたり、スクリーンの表現は主に男性の視点で描かれるものが多く、より幅広い鑑賞体験というものが欠けていました。しかし、デジタル技術の進歩により、映画製作はより身近なものとなり、女性監督、脚本家、主人公が大幅に増えてきています。今回の東京国際映画祭のこの部門は、このような新しい声に焦点を当て、彼女たちの多様なストーリーと映画への貢献をたたえるものとなります」

また、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映するNippon Cinema Now部門では、6月公開の新作「あんのこと」がヒットした入江悠監督(44)の特集上映を行う。同作のほか、同監督が世に出た、09年に話題を呼んだインディーズ映画「SR サイタマノラッパー」と10年「SR サイタマノラッパー2女子ラッパー☆傷だらけのライム」、12年「SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」の3部作と16年「太陽」を上映する。同監督と、東京国際映画祭の市山尚三プログラミング・ディレクターもコメントを発表した。

入江悠監督 あっちにいきこっちにいき、右往左往しながら、映画を作ってきました。特集上映をしていただけるとのこと、身に余る光栄です。これまで一緒に映画を作ってくれたスタッフ・俳優の皆さんと、観客の皆さんに感謝します。

市山尚三プログラミング・ディレクター 入江悠監督はインディペンデント映画とメジャー製作の大作を行き来しつつ、常に刺激的な作品を発表し、日本映画の未来を担う監督の1人とみなされています。これまでの経歴の1つの区切りともいえる傑作「あんのこと」が公開されたことを機会に、入江監督のこれまでの功績を振り返るとともに、来るべき海外での評価のきっかけになれば、という思いでこの特集を企画しました。

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