黒谷友香１月に口にした宿願果し「思ってもいなかった」愛馬を預ける近くの茂原署一日署長就任

千葉県警茂原署の一日署長に就任した黒谷友香

黒谷友香（48）が23日、千葉県警茂原署の一日署長に就任し、同市の茂原ショッピングプラザアスモで行われた「令和6年　秋の全国交通安全運動　長生地域出動式」に出席した。

黒谷は、1996年（平8）のテレビ朝日系「はみだし刑事情熱系」に出演。その他、06年のTBS系「特命！　刑事どん亀」、09、10、11年と同系で4期放送された「ハンチョウ～神南署安積班～」、14、15、17年とテレビ東京系で3期放送された「トカゲの女　警視庁特殊犯罪バイク班」など多くの警察ドラマで巡査、巡査部長を演じてきた。地元大阪の北堺署などでも一日署長を務め、警察関連のイベント出演は今回で9回目となった。

千葉県警では、今年1月10日に同県浦安市のイクスピアリで行われた、千葉県警察本部「110番の日」で一日通信指令課長に就任。起用された広報ポスターが1月から千葉県内の公共施設に掲出されている。同イベントが千葉県警のイベントへの初参加だったが、席上で「茂原警察署で一日署長をやってみたい」と志願していた。

その裏には“恋人”の存在があった。黒谷は10代からファッションモデル、女優としてドラマや映画、バラエティー番組、CMなど幅広く活躍する一方で、20歳ころから乗馬をたしなみ始めた。千葉県内に愛馬を預けている上、乗馬同様、趣味のガーデニングを楽しむために、東京と千葉の2拠点生活を25年にわたって続けてきた。愛馬でアメリカンクォーターホースのヨモちゃんを預けているのが、茂原の近くだという。広報ポスターには、ヨモちゃんとのツーショット写真も掲載された。

黒谷は、宿願だった茂原署の一日署長への就任に「ゆかりのあるこの茂原という土地で、まさか一日警察署長に任命していただけるなんて思ってもいなかったので、本当に光栄です！」と喜んだ。会場には、大人から子どもまで大勢の参加者が集まり「こんなにたくさんの地域の皆さんと、交通安全について一緒に考えられることをすごくうれしく思います！」と笑顔を見せた。

この日のイベントでは「反射材　光って気づいて　事故防止」をスローガンに、交通ルール・マナーを守る大切さを再認識し、交通事故を起こさず、交通事故に遭わないように交通安全意識の向上を図るキャンペーンの趣旨が周知、徹底された。黒谷は「車のライトが当たると、ピカっと光ってくれるので、すごい存在感で守ってくれますね。最近はワンちゃんをつけたりするものがあったり、おしゃれなデザインのものもあったりするので、皆さんにもぜひ使っていただければ」と実演を交えて反射材の効果をアピールした。

イベント終了後には、来場した参加者1人1人に、反射材を使用したキーホルダーなどの交通安全グッズを手渡した。「最近は暗くなるのも早まりましたので、夕暮れから早朝にかけて、多くの方に反射材をを身につけていただければ。明るい服装と反射材で救われる命があります。ご家族、ご友人の方々にもぜひ積極的に着用をおすすめしてください！」と力強く呼びかけた。

この日のイベントは、21日からスタートした秋の全国交通安全運動に伴い、長生地域振興事務所、茂原警察署、長生管内7市町村及び関係団体が連携し、交通事故防止の徹底を図ることを目的として開催。パトカーや白バイなどの警察車両や市町村の広報車両等が出動し、出動式終了後は、一日警察署長と学ぶ交通安全教室や茂原北陵高ダンス部によるダンスパフォーマンスなど参加団体等による交通安全啓発活動が実施された。黒谷は「大好きな長生郡市のために、交通事故防止に貢献したい」を強調した。