南こうせつ日本武道館でラスト「サマーピクニック」開催「お互いに人生のいい思い出にしたい」

「ラストサマーピクニック　in　武道館」を開催した南こうせつ

シンガー・ソングライター南こうせつ（75）が23日、東京・日本武道館で、ライブ「ラストサマーピクニック　in　武道館」を開催した。81年のスタート以来、自身のライフワークとしていたコンサート「サマーピクニック」がメモリアルなラストを迎え、1万人を動員しチケットは完売となった。

「サマーピクニック」のヒストリー映像がビジョンに映し出された後、アコースティックギターを抱えた南がバンドメンバーとともにステージに登場した。ファンに手を振り、大きな拍手を受けながら1曲目の「あの日の空よ」から開幕した。歌唱後「皆さん、ようこそいらっしゃいました！」とあいさつ。「『サマーピクニック』は、1981年から九州の地にこだわって10回やって、その後、リクエストがいっぱいありまして、何年後とかにもやって、今回、実は15回目になります」と説明した。

その上で「あの頃を思い出しながら、皆さんもいろんな野外コンサートにも参加したでしょう。そういった楽しかった夏のイベントを思い出しながら、多分3時間を過ぎると思いますが（笑い）、そんなことも感じながら歌いながら、お互いに人生のいい思い出にしたいと思います。よろしく！」と呼びかけた。

さだまさし、森山良子に加えて、シークレットゲストとしてゆずも出演し「栄光の架橋」「夏色」を披露した。