小泉進次郎氏に苦言「結局、麻生さんに頭を下げに行くんかい」総裁選めぐる支援要請に前原誠司氏
日刊スポーツ / 2024年9月25日 22時15分
教育無償化を実現する会の前原誠司代表は25日の定例会見で、自民党総裁選(27日投開票)をめぐり、小泉進次郎元環境相(43)が「キングメーカー」といわれる党実力者の1人で、麻生派会長を務める麻生太郎副総裁(84)に、総裁選での支援を求めるために面会したとされることに、苦言を呈した。「正直申し上げて、小泉さんには多くの国民が期待をしているにもかかわらず、結局、派閥が唯一残っている麻生さんに頭を下げに行くんかい、というような見え方がした」と口にした。
関係者によると、進次郎氏は24日に麻生氏と面会し、総裁選での決選投票を視野に、国会議員票の上積みに向けた協力要請をしたという。9人が出馬している総裁選は、石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安保相(63)、進次郎氏の3人が競り合い、3人のうち上位2人が決選投票に進む可能性が高いとみられている。その決選投票では、国会議員票がカギを握る。麻生派は、党内で唯一残る派閥で54人が所属している。
今回の経緯について、前原氏は冒頭発言で自ら言及。「選挙ですから、有権者にお願いをするということは当たり前だと思っている」とした上で「ただ、国民が望んでいるものとの乖離(かいり)はあるのではないかなという気が率直にいたします。(国民が)小泉さんに求めるのは脱派閥。若さゆえのしがらみのなさ、思い切ったことをやってほしいと、多くの国民が期待しているにもかかわらず、結局、派閥が唯一残っている麻生さんに頭を下げに行くんかいと。こういうような見え方が私はしました」「国民が求めているものとのギャップというものがあるのかな、と思った」と述べた。
「(面会を)やられるなら、もうちょっとうまいやり方をされた方がよかった。見えない所で会うとか、代理の方に入ってもらうとか、いろいろなやり方があったのではないかなというふうに思います」と、面会情報が公に漏れる形になったことについても触れた。
前原氏はさらに「大事なのは大局観だ。今の総裁選で求められるものは一体何かといえば、脱派閥と脱統一教会、脱裏金。こういうところを国民はしっかり注視していると思うし、総裁選をやっても裏金の問題や統一教会の問題が過去のものですね、ということにはならない」と、くぎを刺した。
この記事に関連するニュース
-
石破茂vs高市早苗「最終決戦」の行方…総裁選あす投開票“三つ巴の争い”も進次郎は脱落ムード
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月27日 9時26分
-
総裁選キングメーカー争いも白熱 麻生氏に頭下げた進次郎、岸田首相に飛びついた石破
東スポWEB / 2024年9月26日 6時3分
-
小泉進次郎の“麻生詣で”にSNSでは落胆の声が急拡散…「古い自民党と決別する」はどうなった?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月25日 13時3分
-
23年前の「小泉劇場」とは全然違う…父親そっくりでも「進次郎劇場」が行き詰まる"失言以外"の3つの理由
プレジデントオンライン / 2024年9月10日 16時15分
-
麻生太郎キングメーカー残留狙いで「石破茂に乗る日」…次の総理総裁が「進次郎なら亡命」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月9日 16時3分
ランキング
-
1出直し兵庫県知事選挙、維新は独自候補擁立を検討…対決姿勢で批判回避狙う
読売新聞 / 2024年9月26日 22時27分
-
2麻生副総裁、決選投票に残れば高市氏を支持へ…岸田首相は別の候補を支持する意向
読売新聞 / 2024年9月27日 6時40分
-
3孤立集落の住民ら、自衛隊ヘリで集団避難…土砂で寸断された道路に「地震の時よりひどい」
読売新聞 / 2024年9月26日 22時13分
-
4自民新総裁、午後に選出=党員票の開票スタート
時事通信 / 2024年9月27日 7時22分
-
5羽賀研二容疑者逮捕…タレント・暴力団幹部・司法書士を結んだ『接点』専門家が指摘する弘道会幹部の狙いは
東海テレビ / 2024年9月26日 21時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください