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小泉進次郎氏は決選投票進めず敗れる 伊藤博文の年少記録抜けず 総裁選「勝つしかない」訴えるも

日刊スポーツ / 2024年9月27日 14時11分

1885年12月22日に初代首相となった伊藤博文(首相官邸HPから)

9人が立候補した自民党総裁選は27日、投開票され、小泉進次郎元環境相(43)は1回目の投票で上位2人に入ることができず、決選投票に進めなかった。

勝利していれば43歳の総裁は史上最年少で、10月1日に召集される臨時国会の首相指名選挙で、初代内閣総理大臣の伊藤博文の就任時年齢44歳を抜いて、こちらも最年少の内閣総理大臣に就任するはずだった。しかし、総裁選の論戦で露呈した経験不足や発言のぶれへの懸念が、最後まで響く形になった。

1回目の投票で過半数(368票)を獲得した候補はいなかった。決選投票は、154票を獲得した石破茂元幹事長(67)と、181票を獲得した高市早苗経済安保相(63)の間で行われる。進次郎氏は136票で次点の3位だった。

5度目の挑戦で「最後の総裁選」と位置づける石破氏が勝てば「悲願」の総裁の座、高市氏が勝てば、「史上初の女性の自民党総裁」にのぼりつめる。

決選投票に進めなかった進次郎氏は2009年の初当選以来、「将来の首相候補」といわれてきた。今回、満を持して総裁選に初挑戦したが、総裁選の論戦を通じて発言のぶれや不安定さ、経験不足が激しく露呈。当初の「本命」から「失速」が伝えられる中で、投開票日を迎えた。

師と仰ぐ菅義偉前首相(75)の手堅い支援を受けたが、及ばなかった。

投開票に先立つ出陣式では「これが総力戦、これがチーム。感謝の気持ちでいっぱいです」と述べ、「至らない私を毎日励ましていただいた。最初は15日間は長いと思ったが、明日からこのチームでずっとやりたい。そういう気持ちでいっぱいです。それをかなえるには、勝つしかない」と、勝利への執念を口にしていた。

進次郎氏の選対事務所では関係者が集まり、投開票の様子を中継で見守った。進次郎氏が決選投票に進めないことが分かると、落胆の声が聞かれたが、進次郎氏の健闘をたたえ、拍手が起きた。

総裁選には、小林鷹之前経済安保相(49)、林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、茂木敏充幹事長(68)も立候補していた。

▼議員票

小泉75

高市72

石破46

小林41

林38

茂木34

上川23

河野22

加藤16

▼党員票

高市109

石破108

小泉61

林27

小林19

上川17

茂木13

河野8

加藤6

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