高市早苗氏は大逆転負け 初の女性総理は消滅 表情変えず口を真一文字…石破新総裁への拍手の中

高市早苗経済安保担当相（2023年7月撮影）

9人が立候補した自民党総裁選は27日投開票され、高市早苗経済安保相（63）と石破茂元幹事長（67）による決選投票の結果、高市氏194票（議員173票　党員21）、石破氏215票（議員189、党員26）で、石破氏が新総裁に選ばれた。

1回目の投票では高市氏が181票（党員109　議員72）、石破氏の154票（党員108　議員46）を上回った。石破氏の強い地方票で逆転したことで、高市氏に追い風が吹いたかに見えたが、決選投票で大逆転となった。女性初の総裁、総理大臣誕生は先送りとなった。

票が読み上げられている時間、高市氏は、口を真一文字にして表情を動かさず。石破氏が笑顔を見せ、拍手が起きる中、静かに前を見据えていた。