築地「場内」写真展が28日から開催、1920年代建造の木造古民家が急造ギャラリーに

28日から築地6丁目で開催する写真展「築地フィルム」の設営準備をする河崎夕子さん（撮影・寺沢卓）

「場内」の愛称で親しまれた旧東京中央卸売市場（東京・築地）のモノクロ写真展「築地フィルム」が28日から開催される。

気鋭の女性写真家yOU（河崎夕子）さんの12回目の個展で、1920年代に建てられた木造古民家（中央区築地6－7）を会場に10月7日まで開催。戦時中の空襲を乗り越えた電器部品仲介店「乾電機」だった場所で30年近く空き家の建物内を掃除して急造ギャラリーに仕立てた。

27日は最大4メートル×1・2メートルを含む作品18点の設営準備をした。yOUさんは「今は更地になってしまったけど、ありし日の“場内”と築地らしさを継承している“場外”の様子などを写真に残したものです。入場無料なので建物の内部も含めてのぞきにきてください」と話した。

関連商品としてTシャツやポストカードの販売も実施。写真展のクラウドファンディングも12月末まで実施中。