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石破茂氏はアイドルも政策もカレー作りにもこだわる あの大物に受け継いだ言葉大事に/こんな人

日刊スポーツ / 2024年9月28日 5時0分

石破茂氏(2024年9月19日撮影)

<こんな人>

「政治家の仕事はたった1つ。勇気と真心をもって国民に真実を語る。それができないなら、絶対になるな」。石破氏がさまざまな場所で繰り返す言葉だ。大学卒業後、銀行員として勤務していたが、死去した父親と親交があった田中角栄氏の誘いで政界入り。今も言葉力が評価される角栄氏の薫陶を受けた、最後の世代だといえる。

慶大時代に全日本学生法律討論会で1位になった。「政治家は言葉が仕事」が持論だ。時に同僚議員にも手厳しい言葉を口にし「後ろから弾を撃つ」と言われるが、総裁選を勝てない一因とされてきた国会議員の人気のなさもこの「直言力」が要因。でも持論は曲げなかった。

「政治家の-」は、かつて師事した渡辺美智雄氏から受け継いだ言葉だ。裏金事件を受けた今の自民党に必要だと、総裁選でも何度も訴えた。首相としてそれを体現できるか、次は本気度が問われる。

安保政策の論客だが鉄道、アイドル、漫画、アニメにも精通。キャンデーズはミキ(藤村美樹)推しで、ほぼ全曲歌える。70年代アイドルの歌は、今も「気分がめげた時」に聞く。そうやって、ホッとする時間をつくっている。

コロナ禍前は、自民党大会前日に党本部の駐車場で振る舞われる「しげる亭」の石破カレーが、党の名物だった。防衛庁長官時代、艦艇ごとに味が異なる海上自衛隊のカレーに触れ、自分でも突き詰めて作りたくなり、料理本やスパイスを買い込んでカレーの研究を開始。ここにも「オタク」の一面がのぞく。

1度試食したことがあるが、「石破カレー」は、甘辛さが特徴だ。「シゲルー」と呼ばれるカレーのルーを自らコーディネートしたもので、地元鳥取の地鶏手羽先や野菜に、隠し味としてインスタントコーヒーと地元の梨ワイン、ラッキョウのみじん切りを合わせていた。政策や主張だけでなく、カレーへのこだわりも半端ではない。【中山知子】

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