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Koki,「女神降臨」で邦画2作ぶり主演&出演、徹底役作りで衝撃すっぴん姿作り上げた

日刊スポーツ / 2024年9月30日 6時0分

2部作で公開される映画「女神降臨 Before」「-After」で、主人公谷川麗奈のすっぴん(左)とメイクで“女神”に変身した姿を演じたKoki,(C)映画「女神降臨」製作委員会

俳優・モデルのKoki,(21)が、18年からLINEマンガで連載され、世界10カ国で64億ビューと世界的にヒットした韓国のウェブ漫画を映画化した「女神降臨」(星野和成監督)に主演することが29日、分かった。さえない容姿からいじめられ、ゼロからメークを学び、誰もが振り向く女神へ大変身を遂げる高校生を演じるため、役作りを徹底し、衝撃のすっぴん姿を作り上げた。主人公を奪い合う同級生を渡邊圭祐(30)と綱啓永(25)が演じる。2部作で製作され、前編「女神降臨 Before」は25年3月20日、後編「-After」は同5月1日と2部作連続で公開する。

Koki,が、ブルーリボン賞新人賞を受賞した22年の俳優デビュー&初主演作「牛首村」(清水崇監督)以来、2作目となる邦画に出演する。既に海外では公開されたアイスランド映画「TOUCH/タッチ」(バルタザール・コルマウクル監督、25年1月24日公開)に加え、英映画「Tornedo」の撮影を終えたことも公表しているが、邦画2作目の「女神降臨」で、いきなり2部作に加えラブコメにも初挑戦する。

Koki,が演じる谷川麗奈は、誰もが憧れる“女神”として完璧な学校生活を送りながらも、誰にも言えないすっぴんの秘密を持つ。いじめを受け、不登校になってしまうが、転校先でメークの力で罪レベルな美しさを得て、過去の自分と決別し完璧な人生を再スタートと意気込むも、同級生の男子にすっぴんの秘密を見抜かれ、そこから予想だにしない波乱の展開が巻き起こる役どころだ。

全223話と長期にわたって連載された原作をベースに、映画では日本オリジナルの要素を入れて、メークで人生を切り開いた麗奈が高校生から大人になるまでの恋と夢を追いかける9年間の物語を演じる。Koki,は「もともと原作が大好きで読んでいたので、谷川麗奈を演じさせていただけるのは、とても緊張感がありましたが、うれしかったです。麗奈はメークで劇的な大変身を遂げますが、劇中では本来みんなが隠したがるすっぴん姿を全力で披露しました」と撮影を振り返った。ホラー大好きヲタクという麗奈の一面を、表情の作り方からメガネのかけ方など細部までこだわりぬいた芝居で表現しきった。「コミカルなお芝居や変顔など、この映画で、たくさんの新しい自分に挑戦しました」と新境地を開いたことを示唆した

麗奈の秘密を見抜いた神田俊を、渡邊が演じる。高身長で彫刻美を思わせる端正なルックスが原作とそっくりなことからキャスティングされ、撮影現場を訪れた原作のyaongyi(ヤオンイ)氏も「マンガから飛び出してきたみたい!」と太鼓判を押した。麗奈と同じく、ある秘密を抱える、学年一の頭脳を持つクールでツンデレな完璧男子という役どころで「演じるにあたりプレッシャーもありましたが、原作者の先生が『原作から飛び出してきたみたい』と言ってくださって、自信が持てたというか、やってきたことは間違いじゃなかったと思うことができました」と語った。

俊と因縁の仲で、麗奈に心奪われるもう一人の同級生・五十嵐悠を綱が演じる。「恋愛にも友情にも、自分の夢にも真っすぐ突き進む男です。恐らく、僕がこれまで演じてきた役の中でも1、2位を争うくらいカッコいい」と役どころを評した。歌手を目指して歌に情熱と思いをかける役どころで、劇中では猛特訓して挑んだ歌唱とギターを披露。「この映画のために、歌とギターを猛特訓しました。クライマックスのシーンで、大勢の前で歌った時の気持ちよさは忘れられません。原作への最大のリスペクトを込めて、ビジュアルにもすごくこだわって自分なりに、最大限に、悠の魅力を出せるように演じました」と振り返った。

yaongyi氏もコメントを発表。韓国のケーブルテレビ局「tvN」では20年にドラマ化されているが「日本で映画化されると聞いた時は、本当に夢のようでした」と日本での映画化を喜んだ。「撮影の現場にお邪魔する機会がありましたが、3人ともとてもスタイルが良くて、おしゃれで、マンガのキャラクターそっくりで、完璧すぎるキャスティングでした」とキャスティングにも太鼓判を押した。

監督は、14年の映画「チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像」などを手がけた星野和成監督。脚本は「第30回フジテレビヤングシナリオ大賞」を史上最年少の14歳で受賞し、現役大学生でもある20歳の脚本家・鈴木すみれさんが担当する。yaongyi氏は「また日本オリジナルの面白さが加わりながら、原作を見事に表現したストーリーになっていて、原作をさらに超える面白さになったんじゃないかなと思うほどです。鈴木すみれさんは20歳という年齢にもかかわらず、こんなに素晴らしい脚本が書けることにとても驚きました。原作ファンの皆さんも満足する、すごくすてきな映画になると思うので楽しみにしていてください」と絶賛した。

綱は「見た後、皆さまの中で夢、恋愛、友情への考え方がより良くなって、少しでも人生の背中を押してあげられる作品になれたらうれしいです」と期待。渡邊も「青春映画であり、ラブストーリーであり、人の成長を描いたヒューマンドラマでもあります。ご期待ください」と自信を見せた。Koki,は「皆さんもぜひ、麗奈のワクワクドキドキを一緒に感じていただきたいです」と公開を心待ちにした。

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