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吉沢悠「ハリー・ポッターと賢者の石」25周年出版記念会で生朗読「明日からしっかり」思い新た

日刊スポーツ / 2024年12月1日 15時37分

「ハリー・ポッターと賢者の石」(静山社)25周年出版記念パーティーに登壇し、生朗読する吉沢悠(撮影・村上幸将)

吉沢悠(46)が1日、都内で行われた「ハリー・ポッターと賢者の石」(静山社)25周年出版記念パーティーで、原作の名場面をファンの前で生朗読した。

吉沢は、赤坂ACTシアターで上演中の舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」でハリー・ポッターを演じている。物語は、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニーとともに魔法界を救ってから19年後、3児の父となり魔法省で働く中、反抗的な次男アルバスに父親としてうまく振る舞えないハリー・ポッターを描く。

この日は原作第1作の「-賢者の石」が翻訳され、1999年(平11)に日本で出版された当日で、ファンが集う中、ロン役のひょっこりはん(37)、ハリーの妻ジニー・ポッター役の大沢あかね(39)マクゴナガル校長役の榊原郁恵(65)とともに祝福に駆けつけた。

吉沢は、ファンの応募による100シーン以上から厳選された1シーンの、ハリー、ロン、ハーマイオニーが初めで出会うシーンを、ひょっこりはんと生朗読した。「ハリー・ポッター」シリーズとの出合いを聞かれると「僕は、この本が出て、しばらくしてから、すごく面白い本があるとざわつき始めた。本を読むのは苦手だので…知り合いから貸していただいた」と振り返った。ハリーをやると思ったか? と聞かれると「絶対、ないんで」と笑った。

この日は、「ハリー・ポッター」シリーズの翻訳を手がけ、日本に持ち込んだ、静山社の松岡佑子氏が来日し、スライドを交えて25周年を振り返った。そして、吉沢とひょっこりはん、大沢、榊原の朗読を見守った。松岡氏は「翻訳の難しさを思い出しました。(翻訳時は、日本の読者が)スッと読みやすいように、頭に入るように、と思いましたが、まだまだ磨かれていないところがあった。努力をしたことを、まざまざと思い出しました」と感慨深げに語った。

吉沢は「読んでも情景が浮かんでくるというのが、原作のすてきな部分だと改めて感じられました」とかみしめるように口にした。そして「多く愛されている理由は、作品の愛の力だと改めて感じました。しっかり背負って明日からハリーを演じたい」と意気込んだ。

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