東北大と石神製作所、介護施設向け配薬支援装置を共同研究開発

認知症ねっと / 2018年12月10日 10時0分

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施設での配薬業務を効率化

東北大学大学院医学系研究科・鈴木 亮二助教と省力化自動機の設計・製作を行う総合加工メーカー、株式会社石神製作所(岩手県花巻市)は、介護施設向けの配薬支援装置HSS-10(実用新案登録済)を共同研究開発し、2018年12月3日より販売を開始しました。

配薬支援装置HSS-10は、服薬時間をオルゴールと操作パネルで職員に知らせ、配薬忘れ、配薬の人違いや配薬時間の間違いをなくし、服薬管理の効率を向上させます。これまで職員が入所者の薬をお薬カレンダー等で管理・配薬していた時間を大幅に軽減することができる製品となっています。

施設向け配薬支援装置HSS-10はロッカータイプ(幅900m×奥行400mm×高さ770mm、重量約50kg)。定時に服薬する必要のある入所者のために、一回の服薬ごとにまとめられた薬剤(一包化薬剤)を薬剤ドラムに約3週間分巻きつけて装置にセットします。一包化できない漢方薬や目薬等は、薬剤ドラム脇の薬剤ボックスに収納します。9名分の薬剤を全て収納し管理することができます。

岩手県花巻市のグループホームで3か月間試験使用した結果、配薬時間は1日平均3.5分短縮され(使用前:平均14.2分、使用後:平均10.7分)、配薬忘れ、配薬の人違いや配薬時間の間違いがそれぞれ低減されました。

在宅/施設向けの双方を共同研究開発

今後、テクノエイド協会の福祉用具コードを取得し、販売代理店を通して販売する予定。施設への導入にあたっては、各県が募集する介護ロボット導入支援事業費補助金の使用も提案していきたいとしています。

同大と石神製作所は、2012年から産学連携で在宅高齢者の服薬忘れ改善と見守りを目的として、科学技術振興機構の支援を受けて在宅向けの服薬支援装置の開発を行い、2015年、「見守り機能付き服薬支援装置ふっくん®」を石神製作所から発売。その後、施設スタッフの少ないグループホームでも配薬支援装置のニーズがあることがわかり、また、国際福祉機器展等への展示の際に施設向け装置の問い合わせがあったことから、介護施設向けの配薬支援装置HSS-10の開発を行いました。

(文頭画像はイメージ、文中画像はプレスリリースより)

東北大と石神製作所、介護施設職員の配薬業務を軽減する配薬支援装置を共同研究開発

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