生活習慣を見直して認知症を予防しよう

認知症ねっと / 2018年12月5日 16時30分

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経済協力開発機構(OECD)の資料(2017年版の医療に関する報告書)によると、日本の人口における認知症患者の割合が、世界で一番高いことがわかりました。日本は医療機関での認知症診断が進んでいることもありますが、高齢者人口が多いことも指摘されています。実際に、65歳以上になると5歳年齢が上がるごとに認知症リスクは高くなっています。

また、厚生労働省の推計では、2025年には、認知症とMCI(軽度認知障害)の患者数は約4人に1名になるといわれています。つまり夫婦であれば、双方の両親のうち1名は認知症を罹患していることになります。今や、認知症は自分の家族にとって身近な存在であり、どの年代にとっても気になる病気となっています。

2017年に日清オイリオグループがインターネットで全国20~79歳の男女2000人に行った調査※によると、20代でも半数近く、そして年代が高くなるほど認知症への関心度が高くなることがわかりました。認知症になると、介護が必要になることもあり、本人、家族ともに経済的、身体的、精神的負担が増加します。

そのような中で、30代~50代の回答では将来を見据え「収入低下や介護費用などの経済面」に不安が強く現れ、60代以降の回答では「物忘れ、記憶力の低下」、「判断力の低下」と自身の身体的、精神的な不安が強く現れています。

残念ながら現在認知症は完治する病気ではありません。しかし、認知症の手前の状態で適切な対応をすることによって発症を防ぐことができるという研究もあります。続いて、認知症になりにくい生活とはなにかを見ていきましょう。

※認知症に関する調査
日清オイリオグループ株式会社 中央研究所 生活科学研究グループ
調査期間:2017年9月6日~8日
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国20~79歳の男女 2000サンプル(人口動態に基づき割付を決定)

「こうすれば認知症にならない」というような方法はありませんが、研究が進むにつれ、認知症の約6割を占めるアルツハイマー型認知症の発症には、生活環境も大きく影響してくることなどがわかってきています。良い食生活や運動習慣は脳の状態を良好に保つために取り入れたいものです。

食生活では、野菜や果物によって摂取できるビタミンC、E、βカロチン、魚に含まれるDHA、EPA、それから、赤ワインに含まれるようなポリフェノールの摂取なども勧められています。運動は体全体、そして脳の血流も良くしますので、週3回程度は取り入れたいところです。

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