マスク着用の理由は「みんなが着けているから」!?……いかにもな“国民性”判明で辛坊治郎が警告

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年8月14日 11時40分

写真

キャスターの辛坊治郎氏は8月13日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、新型コロナウイルス感染症対策として「マスク」を着用すべき理由について、改めて解説した。

ニッポン放送 NEWS ONLINE

“タイタニックジョーク”~日本人には何といえば海に飛び込む?

辛坊)お2人に聞きますけれども街なかを歩くときにマスクをする理由は何ですか。

飯田浩司アナウンサー)周りの目。

増山さやかアナウンサー)私はすれ違う人などの飛沫を避けるためです。

辛坊)「感染防止」ですね。これを組織的に同志社大学の先生がインターネットで聞きました。「なんでマスクしていますか?」と聞いたところ1位が「人がつけているから」です。「感染防止」と答えた人はほとんどいません。これを読んでなるほどと思いました。

【質問項目】
マスク着用の理由に関して以下の6項目の質問を行った。回答はいずれも「まったくそう思わない(1点)」から「非常にそう思う(5点)」までの5段階尺度で求めた。
1 [深刻さ] あなたがもし新型コロナウィルスに感染したら、症状は深刻なものになると思いますか。
2 [自分の感染防止] あなたは、マスクを着用することで新型コロナウィルスへの感染を防げると思いますか。
3 [他者への感染防止] 感染した人がマスクを着用すると、新型コロナウィルスを他人にうつすのを防げると思いますか。
4 [衝動的実施] あなたは新型コロナウィルスに対して、「何でもいいから、やれる対策はとりあえずやっておこう」と思いますか。
5 [同調] 街中や通勤・通学時にマスクを着用する人を目にすると、自分もつけた方がいいと感じますか。
6 [不安緩和] マスクを着用していると不安感を和らげられると思いますか。

~同志社大学心理学部 中谷内教授研究グループ 『マスク着用は感染防止よりも同調のため!?』より引用

辛坊)いわゆる1つの“エスニックジョーク”を話します。要するに人種・民族によるジョークというのがあります。今回、有名な“エスニックジョーク”を思い出しました。“タイタニックジョーク”とも言いますが、船が沈没しそうになっているとき、船長は「飛び込まないと助からないから飛び込め」と言うのに、乗船客はそう簡単に飛び込ません。では何と言ったら飛び込むか、国籍別にこんなことを言うと飛び込むという有名なジョークがあります。

このなかでアメリカ人に「アメリカ人のみなさん、いま飛び込んだらヒーローになれますから」と言うと「ヒーローになれる!」と飛び込みます。

飯田)「俺はヒーローだ」と。

辛坊)イタリア人には「いま飛び込んだら女の子にモテますよ」と言います。エスニックジョークはブラックジョークです。イギリス人には「あなたいま飛び込むとジェントルマンになれます」と。フランス人には「飛び込まないでください」と言うと……

飯田)「飛び込まないだって? 僕ら飛び込むもんね!」

辛坊)ドイツ人には「飛び込むのがルールです」と言います。

飯田)「ルールなら仕方ない。私は飛び込むしかない」と。

辛坊)さぁ、日本人に対しては「皆さん飛び込んでいますから」と言います。

飯田)「皆さん飛び込んでいるのですか、では私も行かせていただきます」

辛坊)という有名なジョークが前々からあります。

ニッポン放送 NEWS ONLINE

なぜあなたはマスクを?~見事に国民性を表している調査研究結果

辛坊)今回この調査では同志社大学の先生が「なぜあなたはマスクをつけるのですか」と聞いたところ「人がつけているから」です。

【結果】
6つの項目を独立変数、「マスク着用の程度」を従属変数とする重回帰分析。ある項目とマスク着用との結びつきを、他の5項目の影響を取り除きながら検討する分析法。標準化偏回帰係数の大きさが結びつきの大きさを示す。表から、「同調」が断トツに高い値であることが分かる。それにつぐのが「不安の緩和」。これらの比べると「自他の感染防止」との関連はごく小さなものでしかないことが分かる。

|         標準化偏回帰係数
深刻さ      - 0.06 (0.03)*
自分の感染防止    0.06 (0.03)†
他者への感染防止 - 0.06 (0.03)*
衝動的実施     0.05 (0.04)
同調        0.44 (0.04)**
不安の緩和     0.16 (0.04)**
—————————————————-
R2 = 0.34 †p < 0.10 **p < 0.05 **p < 0.01

~同志社大学心理学部 中谷内教授研究グループ 『マスク着用は感染防止よりも同調のため!?』より引用

飯田)僕の「周りの目」というのと同じようなものですね。

辛坊)そうです。これが見事に国民性を表していると思いました。“エスニックジョーク”って意外と馬鹿にできない。そういう意味で私は世界市民だと思っているバッグパッカーですから、どこの国へ行っても人間に違いがないというのが基本的なスタンスですが、今回のアンケート結果を見て(こういう国民性は)あるのだなと思いました。

27日、新型コロナウイルス感染症のワクチン研究が進む富士フイルムの子会社の工場を訪れ、マスクを着けるトランプ米大統領=2020年7月27日 ノースカロライナ州(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社

自分がウイルスを持っていると思って行動した方がいい

辛坊)ちなみに(マスクをする理由の)正解はわかっています。新型コロナウイルスではなくインフルエンザに関して関西の番組で専門家を呼びマスクについて議論をしたことがあります。マスクがインフルエンザの予防に効果があるのかないのか、またうがいが効果があるかを含めてやりました。そのときの結論は少なくとも自分が感染しないためには市販の普通のマスクではほとんど効果がありません。本格的な医療用のものであれば「感染抑止」の効果がもちろんありますが、一般の我々が使っているマスクは隙間だらけで「感染抑止」に効果がありません。

ですが、自分が出す飛沫を抑止して「感染させない」効果はかなり高いと証明されています。今回の新型コロナウイルスのように感染経路が飛沫である、そして唾液の中にはPCR検査に使えるくらい相当数のウイルスがありそうだということにおいて、だいぶはっきりしてきたのは、人に「感染させない」という意味ではマスクは有効ですから。若い人は自分がウイルスを持っていると思って行動した方がいいでしょう。マスクをするのはみんながつけているからではないということで。

飯田)「うつさせない」ということですね。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング