新型コロナ分科会メンバー・岡部信彦「オンライン診療はあくまで補うもの」 コロナ禍における病院との付き合い方
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年8月24日 12時10分
ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(8月23日放送)に、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会メンバーであり、川崎市健康安全研究所・所長の岡部信彦が出演。コロナ禍における病院との付き合い方について語った。
淵澤由樹(アシスタント):新型コロナウイルスの感染を恐れて、病院を訪れる患者さんの数が減っているという報道があります。
岡部:確かにそういう方は増えています。軽い病気ならそれでいいかも知れませんが、一見すると何でもないのに、急に悪くなる病気もあります。また、慢性の病気は定期的にチェックが必要です。予約システムなどを活用して、普段の健康を守っていただきたいと思います。
淵澤:オンライン診療が注目を集めていますね。
岡部:オンラインは1つの道具です。全部がオンライン診療だと、画像だけでのやり取りになってしまうので、血が通わない感じがします。数回に1回はオンライン診療、そして何回かは病院に行って話すようなやり方がいいと思います。オンライン診療は、あくまでも(病院での診療を)補うものです。
淵澤:小さいお子さんがいる場合、予防接種の問題もありますよね。
岡部:川崎市で調査をやったことがあります。0歳児の予防接種は、皆さんも「これは大事だ!」と思って行かれるのです。でも年齢が大きくなると、「きょうでなくてもいいか」という心理が働くのか、予防接種をする方の人数が落ちて来ます。そもそも予防接種は、目に見えない病気、いまはまだかかっていない病気に対する予防なので、しっかりやっておかないといけません。
ロックダウンが激しく行われた他の国々では、予防接種ができず、病気が流行ってしまったということがあります。「はしか」や「ジフテリア」が流行し始めた例もあります。日本は衛生状態がいいので、「急に」ということはありませんが、積み重なると具合が悪くなって行くこともあります。
かかりつけのお医者さんがいらっしゃる場合、混み具合や、「いつ行ったらいいですか?」という質問を事前に聞いておくと、受け入れる病院側も対応できます。相談しながら、必要なことをやっていただくのが大切だと思います。
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