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宮本亞門、高田賢三さんの死を悼む 「“僕はこれからだ”って言ってて…」語り合った一夜明かす

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年10月6日 11時40分

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演出家の宮本亞門が、10月5日(月)のニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」内のコーナー「ゲストとハッピー!」に生出演。4日に亡くなった高田賢三さんについて語った。

日本を代表する世界的ファッションデザイナーで、ブランド「ケンゾー」を創設した高田賢三さん。宮本は昨年上演されたオペラ「蝶々夫人」で高田さんに衣装制作を依頼しており、共に仕事をするなかで感じたという高田さんの印象や言葉を振り返った。

垣花:宮本さんは、高田さんと一緒にお仕事をされたことがあるそうですね。

宮本:そうなんです。ちょうど1年前に僕、(オペラの)「蝶々夫人」を賢三さんと作ったんです。もう全部の衣装をやってもらって。賢三さんは、自分の楽屋があるのに楽屋にも居ずに、ずっと廊下に座ってあらゆる人の衣装を一人ずつチェックして。一緒にボロボロになりながら、頑張って初日を開けたのが「蝶々夫人」でした。それで11月の暮れに2人で飲んで。一緒にわーって深夜1時、2時まで飲んで、人生語り合って……。「僕はこれからだ。これから自分が本当にやりたいことをやってくんだよ。よろしくね。」って言ってて。そんな賢三さんだったから。ごめんなさい、ちょっと今日それで寝てないんですよ。とにかく温かい。こんな謙虚な、母性も父性も持っているようなアーティストって、僕はちょっとお会いしたことないですね。

垣花:宮本亞門さんはいつもプラスのオーラを出されているイメージがあったんですけど、今日は表情が曇っている印象だったので……その理由が今わかりました。

宮本:僕が、いつも真面目に仕事し始めると「亜門さん、そんなに力入んなくても大丈夫だよ」って言ってくれて。「大丈夫、大丈夫。今日も終わった後にシャンパン飲もう」って必ず打ち合わせの後にシャンパンを持ってきてくれるんですよ。優しい人、全部気遣いで。人をリスペクトしながら、「蝶々夫人ってこういう話なんだ。こういう気持ちなんだ。勉強させてください。」って、これだけの経験と経歴がありながら一切慢心なさらずに。本当に優しさの塊です。そんな人が亡くなるというのはね。

垣花:病気が憎いと言うと変ですけど、宮本さんもご本人に言葉をかけたいですが、かけられないのというのが、もどかしいですね。

宮本:でも、亡くなった方は生きている人の事を見てくれてます。僕はそう思っているので。賢三さんは、「早く行ってごめんね」ってみんなに言ってるぐらい、たくさん友達がいる方だから。そこに関して僕は泣かないです。むしろ頑張っていきましょうっていう感じかな。

時折、涙を浮かべながら世界的ファッションデザイナー・高田賢三さんの温かい人柄を語った宮本。高田さんとボロボロになりながら、必死な思いで作り上げたオペラ「蝶々夫人」は今後、世界中で公演する予定だという。宮本は「賢三さんのためにも頑張りたい。」と、最後は笑顔を浮かべていた。

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