ふかわりょう~「画面が割れたまま」のスマホを使う女性
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年1月26日 8時10分
黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)にお笑い芸人・DJのふかわりょうが出演。自著『世の中と足並みがそろわない』について語った。
黒木)今週のゲストはお笑い芸人・DJなど、多方面でご活躍なさっているふかわりょうさんです。2020年11月に発売されたエッセイ本『世の中と足並みがそろわない』を興味深く読ませていただきました。
ふかわ)ありがとうございます。
黒木)三軒茶屋を「さんちゃ」と呼べないとか、祖師ヶ谷大蔵だけは略せないとか、自由が丘を略せないとか、面白いですね。理由はこの本に載っていますが。最近は自由が丘を「がおか」と呼ぶらしいですよ。
ふかわ)それが私はダメなんですよ。
黒木)面白いですよね。
ふかわ)人によっては「めんどくさいやつ」でかたづけられることも可能だと思うのですが、黒木さんは飲み込んでいただけました?
黒木)はい。「そんなところに着眼点があるのか」と。私が考えもしないことが書かれていました。
ふかわ)黒木さん、スマートフォンは普段お使いですか?
黒木)はい。画面が割れているという話がありましたね。
ふかわ)ええ、画面がバキバキに割れている人は女性のほうが多い。
黒木)私もそう思います。
ふかわ)黒木さんのものは割れていませんか?
黒木)割れたことがないですね。iPadは1度割れたことがあります。本に書いてあったように「まだまだ使える」と使っているうちに使えなくなりました。ですので、画面が割れている女性を見ると「すぐ変えなさい!」と言います(笑)。人に言うことで故障が直ったと思う女性が多いとも書いてありましたね(笑)。
ふかわ)「あ、割れた」で終わる女性が多い気がしますね。これまで母から始まり多くの女性に支えられ今日まで来ているので、女性に対する甘えや尊敬がベースにあるのです。たくましさを超えた憧れのようなものもあります。
黒木)「女性には勝てない」と書いてありますね。読んでいて、女性に割れたスマホを持っている方が多いということは、「確かに」と感じました。世の中をとてもピュアに見ていらっしゃるのですね。素通りしないというか。
ふかわ)でも関心のないものには、まったく興味を持てません。目を向けるところが他の人と少し違うかも知れないですね。ちなみに、会話のなかで「早く結論を言ってよ」と言われることはありませんか?
黒木)この本で1行目に書かれていますね。普通、「はじめに」とあると何か説明があるのかと思いますが、「はじめに結論から申しますと」とあって、私、この1行にやられました。「何? 面白い」と思って読み込んで行ってしまいました。「結論を言いなさい」のアンサーは何ですか?
ふかわ)スマホにも関連しますが、女性の方は報告を重視しますよね。一方の男性は理屈や結果を重んじる場合が多いですよね。もちろん例外はありますけれど。黒木さんのお宅では夫婦の会話はどうですか?
黒木)私たちは結論からしか言わないですね。
ふかわ)すがすがしいですね
黒木)「何が言いたいの?」と。でも、娘はそのプロセスを聞いて欲しいみたいですね。「何が言いたいの? 結論から言いなさい」と言ってしまいます。そうすると「この本が欲しい」と言うわけです。それならば「そこから始めてちょうだい」と言います。もちろん親子ですから、プロセスは大事なことなので聞くようにしますけれど、往々にしてありますね。いろいろなことを聞いて欲しいのですよね。
ふかわ)私は相談されると「それは君のここをこうしたほうがいいのではないか」と言いたくなりますが、そういうのはダメみたいですね。「そうだね」って何も言わずに聞くのがいいのですよね。
黒木)そうなんです(笑)、そのなかにもう答えはあるのですよ。とにかく聞いてもらいたいのですよ。
ふかわりょう/お笑い芸人・DJ
■1974年8月19日生まれ。神奈川県横浜市出身。
■慶応義塾大学在学中の1994年にお笑い芸人としてデビュー。長髪に白いヘアターバンを装着し「小心者克服講座」のネタでブレイク。
■現在は「5時に夢中!」のMCや「ひるおび!」のコメンテーターなどを務める。
■またROCKETMAN、ryo fukawa名義で音楽活動も継続。全国各地のクラブでDJをする傍ら、楽曲提供やアルバムをリリースするなど、多彩な活動を展開。
■2020年11月に最新エッセイ集『世の中と足並みがそろわない』(新潮社)を発売。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ふかわりょうが"サイテー男"の小説に込めた思い 「B面があるからA面がある」その言葉の真意は
東洋経済オンライン / 2024年4月17日 12時20分
-
バカリズム×オークラ氏、風呂なしアパート仲間からG帯連ドラタッグへ 『イップス』で見せる感情表現と時代性
マイナビニュース / 2024年4月15日 6時30分
-
『テレビ千鳥』山本雅一氏、「スベった後がさらに面白い」千鳥の強さ 様々な現場で学んだ“リアル”“生感”の意識
マイナビニュース / 2024年4月4日 6時0分
-
長野智子“論破文化”に危惧「グレーの議論が大切」 新番組で大切にしたい“モヤモヤ感”
ORICON NEWS / 2024年4月1日 11時0分
-
つまらない人ほど「その話、オチは?」と聞く…オードリーを育てた放送作家が語る"面白いトーク"の本質
プレジデントオンライン / 2024年3月30日 14時15分
ランキング
-
1デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
NEWSポストセブン / 2024年4月25日 16時15分
-
2尾崎豊、最初で最後のテレビ出演が醸し出した「不似合いな場所で足掻いている」印象…デビュー前に『15の夜』試聴テープを聞いたプロデューサーが気づいた違和感
集英社オンライン / 2024年4月25日 11時0分
-
3元女優・若林志穂さん「芸能界に未練ない」「『脱げる子はやらせてくれる』と考える人多かった」
日刊スポーツ / 2024年4月25日 9時32分
-
4“酒乱芸人”ウエストランド河本太の末路は…酔ってタクシー運転手に暴行、相方も呆れる酒癖
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月25日 14時0分
-
5「盛り上がってるのは日本人だけ」Number_i、世界最高峰の野外フェス出演に賛否
週刊女性PRIME / 2024年4月25日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください