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電話対応での長期処方を実施……コロナ禍における病院内の工夫と様々な取り組み

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年3月25日 11時20分

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東京都医師会理事で「西田医院」理事長の西田伸一氏が3月15日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。コロナ禍における院内の取り組みや対策について解説した。

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

新行市佳アナウンサー)西田医院では、内科や外科、小児科の外来はもちろん、在宅医療、地域のネットワークづくりなど、幅広い活動を行っているということです。新型コロナウイルスの流行から1年が経過し、通常の医療にはどういった影響が出て来ましたか?

西田)いま、電話対応で診察なしでの長期処方といった受診抑制をしていますので、患者数は相当減りました。また電話での問い合わせ、予約、院内の導線の変更といった煩雑なアクセスにより、何となく入ってはいけないようなネガティブなイメージができてしまったところもあると思います。

新行)やってみて実際にうまく行った部分と、「もう少し変えなければいけない」と課題として感じた部分では、例えばどういったところがありましたか?

西田)感染対策をきちんと講じつつ、患者さんがアクセスしやすいような方法を考えなければいけないところが、やはり大きな課題です。そういったことを、1年間かけて少しずつ学んでまいりました。

新行)日ごろ病院にかかっている方のなかには、「コロナもあるから受診しないほうがいいのでは」と考えてしまう方もいらっしゃると思うのですが、そういう方にはどう声をかけて行かれましたか?

西田)当初は感染予防が第一義でしたから、「病状が安定しているようでしたら、電話だけでもお薬を出しますので」ということでご案内をし、むしろこちらから抑制をしていました。

新行)改めてお聞きしますが、日ごろ診ている患者の皆さんに新型コロナウイルスが与えた影響は、具体的にどういったものでしょうか?

西田)定期受診が減った、検診にも行きづらい、さらに家での巣ごもり生活による食生活の乱れや運動不足によって、生活習慣病が悪化した方が少なからずおられます。また、過度な自粛生活によって、認知症やフレイル(虚弱)の悪化も見られています。今後、これらの方々に対する適切なアドバイスを行うことは、たいへん重要な課題になって来ると思います。外来では感染対策に取り組みながら診療していますので、外来診療での感染は以前からあまり報告されていません。1年間で感染対策のノウハウも積んでおりますから、必要なときに安心して受診していただければと思います。またお変わりのない方でも、定期的な受診を徐々に再開していただきたいと考えております。

西田伸一氏、新行市佳アナウンサー

新行)ちなみに西田医院では、どういったコロナ対策を導入して来ましたか?

西田)まず、昨年(2020年)の2月ごろから受診抑制を行いました。さらにその後、診療・検査医療機関として、コロナ感染症を疑う患者さんへのPCR検査を自院で行えるよう体制を整えました。事前にそういう患者さんも来られますので、まず電話でのお問い合わせをお願いして、さらに玄関口にてインターホンでお話しいただき、発熱者とそれ以外の方で導線と待合スペースを分離するという体制をとりました。

新行)徹底的に導線を分けたということですね。電話対応での長期処方を行ったとおっしゃっていましたが、コロナ禍以前は、あまりこういった対応はされていなかったのでしょうか?

西田)うちはどちらかと言うと全世代対応型で、いつでもかかれるということを特徴としており、一切の制約なしでいつでも誰でも、予約なく入れるようなやり方でこれまでやってまいりました。ですので今回、大きく方向転換せざるを得なかったですね。

新行)こういった状況になったからこそ、初めての取り組み、対策になったのですね。

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