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コロナワクチン接種前にかかりつけ医へ相談すべき基礎疾患は? 医師が解説

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年4月21日 11時20分

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東京都医師会理事で「鳥居内科クリニック」院長の鳥居明氏が4月14日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナウイルスワクチン接種の際の、注意事項について解説した。

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

飯田浩司アナウンサー)「心配なことがあったら、かかりつけのお医者さんにご相談ください」ということは、医師会の先生方もさまざまなところで呼びかけていますが、やはり相談したほうがいいのでしょうか?

鳥居)不安感があったら、ぜひかかりつけ医の先生に相談してください。なかでも、いままでに免疫不全と言われた方や、心臓病、腎臓病、肝臓病、生活習慣病などの基礎疾患のある方。またアレルギーのある方、幼少期も含めて痙攣を起こしたことがある方などは、特に相談していただいたほうが安心です。あとは、よく血液をサラサラにするような、脳梗塞や心筋梗塞の予防薬がありますが、こういったものを使っている方も必ず相談していただくといいと思います。接種部位の出血が少し止まりにくいといったこともあるようですので、その辺りは注意したほうがいいですね。

飯田)ワクチンを接種できない方や、注意が必要な方というのも、なかにはいらっしゃるのでしょうか?

鳥居)特に、以前アレルギーを起こしたことがある方は、必ず言っていただきたいです。ワクチンを打った際に、アナフィラキシーも含めていろいろな病気を引き起こすのかどうかについては、例えばアレルギー性鼻炎があるからといって必ずしも引き起こすわけではないので、よく相談されるのがいいと思います。

飯田)アレルギーというと、花粉症やアトピーなどもありますが、その辺りも含めて、お医者さんに相談するということでしょうか?

鳥居)その程度であれば大概は安全に打てますので、ぜひ相談してください。ぜんそくなど、いろいろと症状がある方の場合には、注意して事前に相談されるのがいいと思います。

新行市佳アナウンサー、鳥居明氏、飯田浩司アナウンサー

飯田)先ほどアナフィラキシーという言葉が出ましたが、副反応はどういったものが考えられますか?

鳥居)一般的にはインフルエンザと同じですね。打った場所に痛みが出る、発熱する、倦怠感があるなどの症状ですが、1回目より2回目のほうが少し強く出るということは言われています。

飯田)「血栓ができる」ということが海外などで報じられていますが、その辺りはいかがですか?

鳥居)ファイザーの場合はそういうことはあまりなく、アストラゼネカのワクチンの場合に、少しそういう報道がありました。ですが、最終的には心配がないという結論に至っていますし、まだ日本には入って来ておらず、使用されていません。今回の場合、とても注目されていますけれども、実際にはそれほど危険性があるわけではなく、こちらも万全の態勢で準備をしておりますので、安心して受けていただければと思います。

新行市佳アナウンサー)まずはご高齢の方から接種されると思いますけれども、その後、例えば基礎疾患がある方に接種の順番が回り、さらに妊婦さんや10代の若い方、お子さんなどへの接種は、これからどうなって行くのでしょうか?

鳥居)基礎疾患のある方……特に呼吸器、心臓病、腎臓病、肝臓病、血液に関する病気などですね。さらに精神疾患のある方にも、申し出があれば基礎疾患として優先的に打つ方向を考えております。妊婦さんに関しては、まだきちんとしたデータが出ていないので迷うところではありますが、基本的にはmRNAが悪さをすることはないと言われています。しかし結論は出ていませんので、「どうしよう」と不安に思っている方は、必ずかかりつけ医の先生に相談されるのがいいと思います。また、お子さんに対しても、いまは変異株の問題などいろいろあり、感染が及ぶということがわかって来ています。臨床試験というのは、ある一定の年齢で行っていますが、子どもに対しての安全性や有効性もこれから調べられると思います。そのデータからワクチンの安全性や有効性が確立されれば、打つ方向になるのではないでしょうか。

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