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東京都医師会理事に聞く~ワクチン接種の現場で起きている「さまざまな問題」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年6月7日 11時20分

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東京都医師会理事で「目々澤医院」院長の目々澤肇氏が5月31日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナウイルスのワクチン接種の現場で起こっているさまざまな問題とその対応について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

医療従事者の接種も遅れている江戸川区~集団接種の担当は医師会会員の手挙げ方式

飯田浩司アナウンサー)新型コロナウイルスのワクチン接種体制について、先生が開業していらっしゃる江戸川区の事情をお聞きしたいと思います。いまはどういう状況ですか?

目々澤)江戸川区は医療従事者の接種も非常に遅れているという状況で、私も1本目を打てたのは2週間前です。そして、その1週間後に一般の方の個別接種が始まりました。それと時を同じくして集団接種も始まっています。

飯田)では、先生は集団接種にも行くし、ご自身のクリニックでも個別接種をやっていらっしゃるということですか?

目々澤)その通りです。集団接種に関しては、1人でということはないので、医師会の会員の先生が手挙げ方式で行ける日に行くことになります。やる日が決まっていまして、水曜日、木曜日、土曜日、日曜日です。今度は大規模接種も始まるということで、予約はかなり捌けては来ています。

個別接種の場合、予約の取り方はクリニックによる~目々澤医院では2週間先までの予約を取る

飯田)個別接種の場合は、クリニックで個別に予約を取るという形になるのですか?

目々澤)そういう形になります。予約の取り方はいくつかあるのですが、多くの先生がやっているのは、1番~500番までという形で名前のリストをつくり、「打てるようになった人から連絡する」というところが多いです。しかし、私のクリニックの場合、それをやってしまうと「いつ打てますよ」というお返事をうまく受け取ってくれればいいのですが、ご高齢の方ですので、患者さんに伝わらないことが多いのです。うちの場合は「2週間先までの予約を入れる」という形でスタートしています。週1回、月曜日の朝に予約を取り始めて、午前中に枠が埋まってしまうということを繰り返しています。

新行市佳アナウンサー、目々澤肇氏、飯田浩司アナウンサー

かかりつけ患者以外の人には、カルテからつくらなければならない

飯田)電話などで予約を取る形ですか?

目々澤)最初は実際に窓口に来られる方、電話の方、半々にしたのですが、それをやってしまうと、朝早くから並ばれる方が出て来てしまうのです。ですので、6月からの受付は一切窓口ではやらず、すべて電話にします。

飯田)個別接種のところも、クリニックによってやり方があり、かかりつけの患者さん限定というところもあります。先生はどのようになさっているのですか?

目々澤)かかりつけの方だけにやっているクリニックさんも多いと思います。カルテをつくったり、患者さんがどのような薬を飲んでいるか聞いてからでないと打てない、ということがありますので、かかりつけの人だけに限定するというクリニックがあるのは仕方がないことだと思います。うちの場合は、かかりつけでない方でも受け付けができるようにしています。

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