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安定的に安く電力を供給するには「原発」に頼らざるを得ない現状~大飯原発3号機再稼働

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年7月5日 17時45分

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関西電力大飯原発。(右から)4号機、3号機=7日午後、福井県おおい町

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月5日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。電力発電における再生可能エネルギーのデメリットと原発のメリットについて解説した。

関西電力大飯原発。(右から)4号機、3号機=2020年10月7日午後、福井県おおい町 写真提供:産経新聞社

大飯原発3号機の原子炉起動

関西電力は7月3日、定期検査中の大飯原発3号機の原子炉を起動し、運転を再開した。

飯田)関電に関して、須田さんは以前から取材もされています。

須田)この件に関して言うと、「2050年までに温室効果ガス排出実質0」という目標があって、2030年までに当初、26%削減するということでした。先日の日米首脳会談で「40%を超える削減」という率を示したということで、このことに大きく影響されているのは間違いありません。

原発を使わない風力発電と太陽光発電~スペースと施設設置のコストの問題

須田)温室効果ガス、CO2の排出量を削減するためのシミュレーションが内々でされていまして、「原発0」の場合はどうしなくてはいけないかというと、ポイントが2つあるのです。1つは、再生可能エネルギーを導入して行く。再生可能エネルギーで期待できるものが2つあって、1つは陸上の風力発電。もう1つが太陽光発電になりますが、これをやると、現状よりも数倍の施設を設置しなくてはならないのです。そんなにスペースがあるのかという問題と、コスト的に合うのかという問題があります。

電力料金が高くなる

須田)電力を発電することはできるけれども、それを使って発電した場合の電力料金がどれくらいに設定されて、その電力料金を消費者、特に中小企業を中心とする法人企業が耐えられるのかどうかというと、相当難しいのではないかということです。

飯田)電気代が高くなってしまう。

安定的に安く電力を供給できる原発に頼らざるを得ない

須田)そう考えると、安定的に安く電力を供給できる、安いという点は廃炉の費用を含んでいないからという指摘もありますが、とりあえず電力料金を考えると、やはり原発に頼らざるを得ないというのが現状なのです。ですので、「温室効果ガス排出実質0」を実現する方に重点があるのか、「原発0」にする方に重点があるのか、というところを考えなければなりません。ただ単純に稼働したからといって、大きく問題視するのもおかしな話だと思います。

飯田)諸外国では、CO2削減のためにも、原発を使うという方向に変わって来ていますからね。

須田)原発を肯定するわけではないのですが、再生可能エネルギーの施設の建設に伴っても、CO2を排出するではないかと。しかし、これはルールなのです。つまり、国際ルールがそうなっていない以上、その辺りをどう考えるのかというところだと思います。

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