「事故物件の告知義務に関する“暗黙のルール”」 事故物件サイト管理人・大島てるが解説
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年7月15日 11時55分
事故物件検索サイト「大島てる」の管理人・大島てるが、ポッドキャスト番組「島田秀平とオカルトさん!」(ニッポン放送 Podcast Station ほか)に出演。事故物件の告知義務に関する業界の“暗黙のルール”について語った。
芸人であり手相占い師である島田秀平がパーソナリティのポッドキャスト番組「島田秀平とオカルトさん!」に、事故物件検索サイト「大島てる」の管理人・大島てるが出演。7月9日の配信回では、リスナーから届いたメールを紹介した。「おととしの夏、近所で花火大会があり、マンションのベランダから打合せ花火を観ていたら、誰も住んでいないはずの隣の部屋から話し声が聴こえた。後日、大島てるで検索してみると、事故・事件があった事をあらわす「炎マーク」がついていた」という内容。このメールに対して、事故物件のスペシャリスト・大島てるが見解を示した。
島田:この部屋が事故物件だとしたら、霊の可能性があるのでしょうか?
大島:私は合理的に解釈できたらいいなと思うタイプなのですが、この事例で考えられるのは「殺人事件や自殺があって“事故物件”になってしまい、住みたいと思う人がいない“空き部屋”状態が続いていたので、不動産の管理会社の社員が“花火の特等席”として、こっそり恋人や家族を連れて観に来ていた」という事ではないでしょうか。
島田:あぁ~! たしかに、そういう考え方ができますね! 僕も職業柄、なんでもかんでも“怪談話”に結び付けてしまうのですが、今のお話はたしかに腑に落ちます!
大島:「これはこう解釈できる。あれはああいう風に説明できる」と合理的に心霊現象の裏側を考えているんですけど、どうしても説明がつかない不可解なことがあるので怖いですね。
島田:せっかくなので、引っ越し先を探す際に気を付けたほうがいいこと、事故物件の見分け方はありますか?
大島:これは、事故物件のオーナーの立場になって考えることが大切です。例えば、テレビやネットで事件・事故の報道があった際に、アパートの外観が映ってしまったら、そのアパートの価値が下がってしまいますよね。それなら「アパートの色を塗り替えよう」という考えに至るので、「最近外観を塗り替えた物件」は注意ですね。同様に、アパート・マンション名を変えた物件も怪しいと思います。
島田:ニュースやネット情報で、物件名が拡散されてしまう場合もありますからね。よく耳にする「部屋を借りようとしている人に対して、不動産会社は事故物件の告知義務がある」というのは本当ですか?
大島:実際にそうしている不動産会社さんは多いです。「1人目には告知する。2人目からは告知しなくていい」という暗黙の了解ですね。
島田:あと、不動産の広告に、事故物件に関する文言が記載されている場合があるんですよね?
大島:はい。「告知事項あり」「心理的瑕疵あり」と書かれている場合があります。これも暗黙のルールで義務ではないんです。ただ、不動産会社さんもお客さんもお互いに無駄足を踏みたくないんですよ。せっかく物件を案内したあとで「じつは事故物件で……」と言うと、断られてしまったらお互いにとって損ですよね。だから広告の時点である程度、情報をオープンにしてしまおうという事なんです。
島田:とはいえ、義務ではないわけですよね。借りたいと思っている方は、念のために「この物件って、事故物件じゃないですよね」と確認をとってみましょう。
大島:そうですね。その上で「知らないです」と濁されたら怪しいかもしれません。本当に知らない場合もありますが(笑)。
島田:そう言われた方は、ぜひ「大島てる」で検索してみてください。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「その物件、買っちゃダメ!」不動産投資で選んではいけない〈ゼッタイNG物件〉の特徴とは【初心者向け/不動産鑑定士が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月16日 11時15分
-
隣人の「迷惑行為」を大家さんに訴えていますが、何もしてくれません…「引っ越し代金」を請求できますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月13日 3時30分
-
一棟アパート投資…「狭くて部屋がたくさんある物件が儲かる」のウソ【賃貸経営の空室対策】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月11日 10時15分
-
転居時にかなりの退去費用を求められ、トラブルになりたくなかったので請求分を支払いました。引っ越しのために毎回こんなに出費があるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月8日 4時30分
-
「40年住んでたおじいさんが退去しました」投稿された空き部屋の写真に心ザワつく人続出「エモい」「グッとくる」「え、事故物件感‥」気になる、おじいさんの行方は
集英社オンライン / 2024年4月1日 18時0分
ランキング
-
1デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
NEWSポストセブン / 2024年4月25日 16時15分
-
2尾崎豊、最初で最後のテレビ出演が醸し出した「不似合いな場所で足掻いている」印象…デビュー前に『15の夜』試聴テープを聞いたプロデューサーが気づいた違和感
集英社オンライン / 2024年4月25日 11時0分
-
3元女優・若林志穂さん「芸能界に未練ない」「『脱げる子はやらせてくれる』と考える人多かった」
日刊スポーツ / 2024年4月25日 9時32分
-
4“酒乱芸人”ウエストランド河本太の末路は…酔ってタクシー運転手に暴行、相方も呆れる酒癖
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月25日 14時0分
-
5「盛り上がってるのは日本人だけ」Number_i、世界最高峰の野外フェス出演に賛否
週刊女性PRIME / 2024年4月25日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください