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ちあきなおみ『喝采』は実話なのか? 戸田恵子が昭和歌謡マニアに聞く、名曲の裏話

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年7月28日 15時40分

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7月25日(日)に放送された、女優・戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に、5000枚のレコードを所有する昭和歌謡マニア・チャッピー加藤がゲスト出演。先月に発売された著書『昭和レコード超画文報1000枚』(303BOOKS)で、その名の通り1000枚の歌謡曲に解説を入れている加藤が、思わずジャケ買いしてしまったレコードや、ちあきなおみの代表曲『喝采』などの名曲秘話を紹介した。

戸田:好きなジャケットとか衝撃を受けたものとかありますか?

加藤:これですね、夏木マリさんの『裸足の女王』。(ジャケットを見せながら)

戸田:ああっ、マリさん!!

加藤:これ、裸に見えるんですよね(笑)

戸田:バックが赤くて、マリさんが一瞬、裸なんじゃないか!? という。上半身が、肩から胸のラインが少し見える感じでね。あぁ……素敵、セクシー!

加藤:こういうものは、つい買っちゃうんですよね。

戸田:ジャケ買いですね。(机に並んだレコードを見ながら――)この、ちあきなおみさんの『喝采』のレコード、見せてもらっていいですか? これ、私も買ったんだよなぁ……。

加藤:これは「レコード大賞」を取りましたね。楽曲は1972年9月に出ているんですよ。で、12月にもう大賞を取っているんです。

戸田:それだけビッグヒットだったということですね。

加藤:『喝采』は、「ちあきなおみさんの実体験をもとに作られた歌だ」とよく言われていますが、本当はどうなのか、作詞された吉田旺(よしだ おう)先生に直接聞いたことがあって。

戸田:はい。

加藤:吉田旺さんは「それは私が作ったフィクションで、むしろ、私の実体験なんです」みたいな。

戸田:えぇっ!

加藤:絵描きになりたくて、九州の方から汽車に飛び乗ったという体験は、吉田先生自身がお持ちの体験なんですよ。

戸田:そうなんですね。

加藤:その後、昔付き合っていた男性の訃報が届いて、ステージで泣きながら歌ったというのはフィクションで。

戸田:へぇ!

加藤:自信作だから、ちあきなおみさんに渡したら、「私、歌えません……」と言ったらしいんです。

戸田:はい。

加藤:実は昔、ちあきなおみさんは似たような体験をしたことがあって、すごく親身になってくれた男性が、俳優さんだったかな? そういう人がいて、その人が突然亡くなったことがあったらしいんです。「それを思い出すから歌えません」と言われたそうです。でも歌ったんですけどね。だから、リアリティがあるというのは、そういうことなんでしょうね。

昭和を代表する歌姫・ちあきなおみは、卓越した歌声と表現力でファンを魅了した。92年に突然活動を休止し、今もカムバックを望む声が絶えないが、戸田も彼女の大ファンで、今もよく楽曲を聞いたり、YouTubeで頻繁に見たりしているそうだ。

この他にも番組では、ザ・フォーク・クルセダーズの楽曲『悲しくてやりきれない』の制作秘話や、ヒデとロザンナの『愛の奇跡』のA面・B面事情、戸田がテレサ・テンとよく仕事をして楽屋も一緒だったという思い出、沢田研二の結婚式の引き出物についてなど、なつかしい昭和のあの頃について、たっぷりと振り返った。

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