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『W-KEYAKI FES. 2021』に学んだ“欅”との向き合い方……セント・フォース随一のアイドルオタク・吉田悠希による「再確認」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年9月4日 17時50分

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吉田悠希「愛の避雷針」~坂道にズーム そこまで推すか!~

乃木坂46、日向坂46、櫻坂46……“坂道シリーズ”を愛する、セント・フォース随一のアイドルオタク・吉田悠希が、“今推すべき楽曲”をグループの魅力とともにご紹介していきます


坂道オタクの吉田悠希です!

このコラムでは、今、推すべき楽曲を、坂道グループの魅力と共にご紹介していきます。

 

今回は、7月9日、10日、11日の3日間にわたって開催された『W-KEYAKI FES. 2021』にズーム! ライブ3日間の各日程の見どころは、既にニッポン放送NEWS ONLINEの別記事に書いていただけているので、私のコラムでは、このライブが両グループにとって、そしてグループを応援しているファンにとって、どんな意味があったのか。今回も、忖度なしのオタク目線で語りたいと思います。

グループにどんな事があっても、前向きに受け止めてそれを皆さんへ発信しよう! という意味を込めて付けた、コラムのタイトル“愛の避雷針”ですが、『W-KEYAKI FES.2021』に関しては、どう頑張っても避雷針になれないんじゃないか? と本気で思うくらい解釈に迷い、ライブが終わってからこの記事を公開するまで時間がかかってしまいました。まだ少しでもモヤっとした気持ちを持っている方がいたら、ぜひ最後まで読んでみてください!

櫻坂46のメンバーが当日履いていたNIKE Air Max Upのスニーカー! 会場に行けなかったので、代わりに…と即購入しました(笑)

櫻坂46のメンバーが当日履いていたNIKE Air Max Upのスニーカー! 会場に行けなかったので、代わりに…と即購入しました(笑)

■2年ぶりの聖地ライブは、グループ合同開催というサプライズ!

昨年は、新型コロナウイルスによる影響で開催されなかった、この富士急ハイランドコニファーフォレストでの野外ライブ。それまでは、2017年より3年間、”欅共和国”というタイトルで、夏の恒例ライブとして毎年開催されていました。だからこそ、2年ぶりに帰ってきたこの“聖地ライブ”が今年は、日向坂46・櫻坂46の両グループ合同ライブという形で開催されることが発表されたとき、正直な話、誰もがドキッとしたはずです。

それは、異なるグループが一つの場所で合同ライブすること、その事実に対してではなく、このライブのタイトルが『W-KEYAKI FES. 2021』であったということに他なりません。ちょうど約1年前に改名を発表し、12月に櫻坂46として再出発をしたときから、欅坂46時代の楽曲が披露されることは勿論なく、櫻坂46のメンバー皆が“欅”という過去と向き合いながらも懸命に前を向いて活動している……ファンである私たちは、その彼女たちの姿を近くに感じながら、同じく葛藤をともにしながら、応援してきていたからです。

そんな、繊細な“欅”という言葉とテーマを、このタイミングで、しかもライブタイトルから打ち出してきた! という驚きとともに、真っ先に思い浮かんだのは「どのくらい“欅”に触れるのだろうか?」という疑問。両グループの合同ライブである3日目のセットリストの中に、欅坂46の楽曲はあるのだろうか? あるとしたらどれくらい披露するのだろう? 当日まで私の気持ちは、ワクワクするよりもざわついていました。

“欅”への説明しがたい深い想い

“欅”への説明しがたい深い想い

■『W-KEYAKI FES. 2021』タイトルが想起させる“欅”というテーマ

合同ライブ3日目は、結果として、1日目、2日目とライブ冒頭に流れた『overture』は無し。日向坂46・櫻坂46メンバー全員の登場でスタートし、それぞれのパフォーマンスが交互に披露されるスタイルでライブが進行しました。3日目の重大トピックである“欅”楽曲に関しては、日向坂46がけやき坂46時代の楽曲を2曲、そしてライブの最後に、日向坂46と櫻坂46メンバー全員で一緒に『W-KEYAKIZAKAの詩』を歌い、アンコール無しで幕を下ろしました。

日向坂46 ~『W-KEYAKI FES.2021 DAY-3』カメラ:上山陽介 (C)Seed & Flower LLC

日向坂46 ~『W-KEYAKI FES.2021 DAY-3』カメラ:上山陽介 (C)Seed & Flower LLC

日向坂46は、複数曲センターを担当しているこさかな(小坂菜緒)が不在だったにも関わらず、そうした状況を全く感じさせない、それすらもプラスに変えてしまうほどの個々のパワーが想像をはるかに超えていて、衝撃的でした。特に、2日目に披露されなかった『キツネ』で会場のテンションを一気に上げてからの『NO WAR in the future 2020』『誰よりも高く跳べ!2020』の畳み掛けるような終盤の流れは、けやき坂時代の曲ということ関係なしに、この日に至るまでの日向坂46の努力を裏付けるような、納得のパフォーマンス。欅共和国を観たときから十分わかっていたつもりでしたが、やっぱり日向坂46と野外ライブの相性は抜群です。連日にもかかわらず、会場にいるすべての人を笑顔と多幸感でいっぱいにする、日向坂46らしさを楽しむことが出来た最高のステージでした!

櫻坂46 ~『W-KEYAKI FES.2021 DAY-3』カメラ:上山陽介 (C)Seed & Flower LLC

櫻坂46 ~『W-KEYAKI FES.2021 DAY-3』カメラ:上山陽介 (C)Seed & Flower LLC

櫻坂46も、昨年12月に再始動したばかりのグループとは思えないくらい、堂々としたパフォーマンスでした。特に2期生の成長を見られたこと、その成長を温かく、力強く支えている1期生の強さを再確認できたことが嬉しかったです。また、6月に開催された『BACKS LIVE!!』を経て、櫻エイト(フロントメンバー)以外のメンバーそれぞれの存在感がより強くなっていて、これからの櫻坂46に期待が高まるライブでした(※コラムなので淡々と語っていますが、理屈抜きに私は櫻坂46が大好きなんだ!と再確認したライブでした)。そしてラストの『W-KEYAKIZAKAの詩』で、緑色のペンライトいっぱいの会場を見た瞬間は、複雑ながらも、やっぱり懐かしくて涙がとまりませんでした。

メンバーの気持ちを最優先してほしいと願うのは、ファンのわがままなのでしょうか?

メンバーの気持ちを最優先してほしいと願うのは、ファンのわがままなのでしょうか?

久々の野外ライブ、そして日向坂46・櫻坂46が同じステージに立つ姿を観ることができた3日目は、両グループの事が大好きな私にとって、内容的には大満足だったけれど、その高揚感とともに残ったのが、このライブが『W-KEYAKI FES.2021』というタイトルである必要があったのかどうか、という気持ちでした。このタイトルであるがゆえに、心のどこかでみんなが「欅坂46の曲はやるんだろうか?」という疑問を、頭の片隅に置きながら観ることを強いられた気がしたからです。初めてライブを観た方からすれば、なんら問題のないことかもしれません。ただ、この富士急ハイランドコニファーフォレストという、言うなれば、欅坂46の聖地で行うライブだけは、メンバーのため、ファンのためを第一に想ったものであって欲しかった。これがライブを観た直後の本音でした。もっと両グループが輝ける、ワクワクするタイトルやサプライズはなかったのかな?と。

「W-KEYAKIZAKAの唄」 ~『W-KEYAKI FES.2021 DAY-3』カメラ:上山陽介 (C)Seed & Flower LLC

「W-KEYAKIZAKAの唄」 ~『W-KEYAKI FES.2021 DAY-3』カメラ:上山陽介 (C)Seed & Flower LLC

■『W-KEYAKI FES. 2021』に学んだ“欅”との向き合い方

「一体、このライブをどう前向きに受け止めたら良いんだろう?」そんな悶々とした気持ちでライブを観終えた私の心に、そっと寄り添ってくれたのが、日向坂46のなっちょ(潮紗理菜ちゃん)がファンへ向けて書いた、ライブ翌日のブログでした。一部抜粋ですが、今回の『W-KEYAKI FES.2021』の3日目に対して、このように自分の気持ちを表現してくれています。

『一本の欅から色づいていって違う坂道を登って、三年ぶりに同じ場所に集まって、

今はこうなりました!
今はこんな感じです!

と成長した姿を見せ合って最後に一曲大切なあの頃の曲をお届けする。

 

昔を思い出すのではなくて、成長した『今の姿』をみてもらう。今回はこんな意味があったのかなと最後の一曲を歌いながら個人的には思いました。』

(潮紗理菜 日向坂46公式ブログより)

“欅”という言葉が入ったライブタイトルに動揺したこと、その内容に疑問を抱いたこと、これは欅坂46のファンとしての等身大の気持ちであって、誤魔化しようのない現状です。欅坂46『THE LAST LIVE』のBlu-rayすら未だまともに観ることが出来ていない、欅坂46ラストシングル『誰がその鐘を鳴らすのか』のイントロ部分を聴いただけで、今でも涙が出てしまう私のようなファンにとっては、さすがにまだ早いでしょ、が正直な気持ちだからです。ただ、この『W-KEYAKI FES.2021』となっちょのブログによって、これから先、もしも“欅”という言葉とまた対峙するときが来たとしても、それを“欅坂46”そのものと結び付けてはいけないということ、2つのグループの“ルーツ”として、欅という言葉があり、それは今の彼女たちを楽しむためにある言葉なのだと。そしてそれは、未だセンシティブな“欅”という言葉を、少しずつ前向きに消化していくための、長期的な作業の一つなのだということを学びました。だとしたら『W-KEYAKI FES.2021』というタイトルで開催された3日間のライブは、ファンの心にも寄り添うことができていたんじゃないかなと、なっちょのブログを何度も読むことで、ようやく受け入れることができたんです。

“欅”という言葉

“欅”という言葉

この日のライブが円盤化(DVD、Blu-rayとして発売)されるかどうかはまだ分かりませんが、そのときは「ああ、このライブがあって良かったな」と思えるように、そんな未来がグループとして描けているように、しっかりとその軌跡を見守っていきたいと思っています。そして「欅」「けやき」に縛られず、今の日向坂46を、櫻坂46をもっと楽しむべきなのだ、と再確認できたライブでした。1日目、2日目のライブで発表された通り、両グループともに『全国アリーナツアー2021』を控えています。今回の『W-KEYAKI FES.2021』を経て、より一層強く、進化したパフォーマンスを見逃さないよう、一緒に推し続けましょう!

「吉田悠希の教えてよっぴー先輩」

「吉田悠希の教えてよっぴー先輩」

【吉田悠希の坂活日誌:Podcast番組『吉田悠希の教えてよっぴー先輩』に遠山さんがゲスト出演!】
ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーとの番組『吉田悠希の教えてよっぴー先輩』に、2週にわたって特別ゲストに、グランジの遠山大輔さんがきてくれました!『W-KEYAKI FES.2021』に関しても、熱く語り合えたので、本編も是非お聴きください!

【吉田悠希 Podcast】


協力:Seed&Flower合同会社

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