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東京都医師会会長・尾﨑治夫 ~新型コロナウイルスの治療薬としてイベルメクチンが有効な理由

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年9月23日 11時20分

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東京都医師会会長の尾﨑治夫氏が9月16日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。イベルメクチンの現状について解説した。

FRANCE – PHARMACY – COVID-19 イベルメクチンは48時間以内にコロナウイルスを殺すことができる 撮影地:フランス ISSY LES MOULINEAUX <Hans Lucas via AFP> 写真提供:時事通信社

32ヵ国で105件の治験が進行中のイベルメクチン

飯田浩司アナウンサー)新型コロナウイルス感染症の治療薬として、会長にはイベルメクチンというお薬に関するお話を、断続的に番組のなかでもしていただきました。現状はどうなっていますか?

尾﨑)いまはイベルメクチン賛成派と反対派がいて、私に言わせれば不毛な論争が起きてしまっているという状態です。北里大学で世界中のいろいろな論文を集めて解析していますが、それを見ると、いまイベルメクチンに対し、32ヵ国で105件の治験が進行中です。イギリスのオックスフォード大学では、1500人の治験が進行しています。

飯田)そうなのですね。

尾﨑)FLCCCという、アメリカの臨床医の団体があります。そこがメタ解析と言って、いままでの論文を解析した結果、感染初期にイベルメクチンを使えば82%くらいの効果があるというデータを出しているところもあります。

飯田)82%の効果がある。

従来の薬とタイプの違うイベルメクチン

尾﨑)「まったく効かない」という話を出す先生もいます。抗ウイルス作用だけで言うと、確かにそういう面がありますが、実際は抗ウイルス作用だけではなく、抗炎症作用や免疫に関わる作用など、不思議な薬なのです。従来の薬のように、感染が終わるまで毎日飲まなくてはいけないとか、予防でも毎日飲まなくてはいけないとか、そういう薬ではありません。

飯田)毎日飲むような薬ではない。

尾﨑)従来の薬とタイプが違うので、普通の感覚の先生方は、「そんなものは効くわけがない」という話になってしまうのでしょう。しかし私としては、このような評価が世界中で出ている以上、日本でも治験をやって、本当に有効なのかを確かめなくてはいけない時期に来ていると思います。東京都医師会としては、治験に協力する病院を確保して、協力したいと思っています。

新行市佳アナウンサー、尾﨑治夫氏、飯田浩司アナウンサー

ワクチンと経口薬があればインフルエンザと同じ状態に持って行ける

尾﨑)ワクチンと経口薬があれば、インフルエンザと同じようになります。「ワクチンを打って予防し、経口薬を飲んでおけば重症化しません」ということになると、コロナをインフルエンザと同じような状態に持って行けるのです。イベルメクチンに限らず、経口で飲めて重症化予防ができ、しかも副作用の少ない薬を、イベルメクチンも含めてつくって行く。あるいは既存のものを確かめる作業を進めて行くべきだと思います。

飯田)抗体カクテル療法なども出て来ていますが、やはり経口だと手軽ですものね。

尾﨑)経口投与できて、少なくとも重症化を70~80%減らすことができれば、患者さんも安心して治療できるということになると思います。

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