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『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『成れの果て』マーベル史上もっとも残虐な悪、再び降臨&萩原みのり3年ぶりの単独主演作

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年12月4日 11時30分

写真

Carnage from Columbia Pictures' VENOM: LET THERE BE CARNAGE.

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1027回】

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。

今回は、12月3日公開の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』と『成れの果て』をご紹介します。

(左)『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』/(右)『成れの果て』

(左)『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』/(右)『成れの果て』

映画館で観たい!『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』 究極の敵、ついに現る!

スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上もっとも残虐なダークヒーローとして誕生した、ヴェノム。

全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録した前作から3年。続編となる『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が、ついに日本でも公開となりました。

“レット・ゼア・ビー・カーネイジ”が意味する「大殺戮よ、起これ」の言葉どおり、ヴェノムの大敵であり、圧倒的な戦闘力と残虐性を持つカーネイジとの壮絶な戦いが描かれます。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のあらすじ

「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生した、地球外生命体シンビオートのヴェノム。食欲制限を強いられ不満を抱えながらも、エディとの共同生活をそれなりに楽しんでいた。

そんななか、ジャーナリストとして未解決事件を追うエディは、刑務所で死刑囚クレタス・キャサディと再会。猟奇殺人を繰り返し死刑執行が迫っているクレタスは、突然エディの腕に噛み付き、その血液が人間のものとは異なることに気づく。

そして死刑執行のとき、クレタスはカーネイジへと覚醒する……。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のみどころ

主人公のエディ・ブロック役は、トム・ハーディ。ヴェノムとともにひとつの肉体を共有する“俺たち”という複雑な役どころを見事に演じているだけでなく、今作では原案にもクレジット。スクリーンのなかのみならず、オフスクリーンでもその才能を発揮しています。

エディの元婚約者アン・ウェイング役にはミシェル・ウィリアムズ、またアンの現在の婚約者ダン役は、リード・スコットが前作から続投。そして連続殺人鬼クレタス・キャサディを演じたのは、個性派俳優のウディ・ハレルソン。

前作のラストにも登場し、観る者に強烈なインパクトを与えた彼ですが、今作ではクレタスの過酷な生い立ちや狂気、やがてカーネイジへと覚醒して行く様子を圧倒的な存在感で体現しています。

さらに日本語吹き替え版では、ヴェノムとカーネイジの声を、何と中村獅童と片岡愛之助が担当。歌舞伎の舞台から舞い降りた2人から発せられる“声の妙演”にも注目です。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

グロテスクなシーンは多々あれど、それ以上にエディとヴェノムの関係性をユーモラスに描き出しているのが印象的な本作。

あるときはルームシェア(本作の場合はボディシェア?)する男子学生のように。またあるときは、倦怠期を迎えた夫婦のように。アンディ・サーキス監督が「この映画はラブストーリー」と語るように、ひとつの体を共有する“相棒”との共存をさまざまな角度から描くことで、ヴェノムが“凶暴だけれど愛すべきキャラクター”として映し出されているのは面白いところ。

そしてやはり、ついにスクリーンデビューを果たしたカーネイジのビジュアルは迫力満点。自在に変化して行く凶悪ヴィランの姿に、圧倒されること間違いなしですよ。

世界を混乱に陥れる狂気に、ヴェノムはいかに立ち向かうのか。その姿は、スクリーンで。

『成れの果て』

コチラも映画館で観たい!『成れの果て』 嫉妬が激しくぶつかり合う、極限のヒューマンドラマ

劇作家・映像作家のマキタカズオミが主宰する劇団で上映された、同名戯曲を映画化した『成れの果て』。苦悩、嫉妬、コンプレックス。人間が持つ“負の感情”が絡まり合い、やがて想像もつかぬ結末へと転がって行く……。

ある事件によって心に傷を負った主人公・小夜を演じたのは、いま、邦画ファンがもっとも熱い視線を送る若手女優、萩原みのり。複雑な感情が渦巻く難役を、全身全霊で演じきった彼女から目が離せない!

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

2021年12月3日(金)から全国ロードショー
監督:アンディ・サーキス
脚本:ケリー・マーセル
原案:トム・ハーディ、ケリー・マーセル
出演:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、ナオミ・ハリス、リード・スコット、スティーヴン・グレアム、ウディ・ハレルソン
日本語吹替版声優:諏訪部順一 中村獅童 中川翔子 内田直哉 早見沙織 森川智之 片岡愛之助
日本語吹替版主題歌:DISH//「Shout it out」(日本語吹替版)
原題:Venom: Let There Be Carnage
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)2021 CTMG. (C) & TM 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
公式サイト https://www.venom-movie.jp/

『成れの果て』

『成れの果て』

2021年12月3日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
出演:萩原みのり、柊瑠美、木口健太、田口智也、梅舟惟永、花戸祐介、秋山ゆずき、後藤剛範
監督・企画・編集:宮岡太郎
脚本:マキタカズオミ
配給:SDP
(C)2021 M×2 films
公式サイト https://narenohate2021.com/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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