選挙特番から鶴光師匠の番組まで「硬軟も様々、自分でも不思議な気分になりました」　箱崎みどりアナウンサー

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年12月6日 11時40分

【ニッポン放送アナウンサーインタビュー＜3＞】

お笑い、情報、ニュース、スポーツ……ニッポン放送の数々の番組で、マイクの前に座っているアナウンサーたち。「ニッポン放送 NEWS ONLINE」編集部ではそんなアナウンサーのみなさんに、日々の活躍の“裏側”を訊きました。3人目は、育児休暇から復帰して幅広いジャンルの番組で奮闘中の箱崎みどりアナウンサーです。

ニッポン放送　箱崎みどりアナウンサー（『ニッポン放送アナウンサーカレンダー2022』より）

「まま　だいすきだよ　おしごと　がんばってね」と書かれた娘からの手紙

—育児休暇が明けて、今年の春から仕事に戻ってきましたが、生活にはもう慣れましたか？

去年は、育児休暇中の生活を、「こんなにゆっくり子どもと過ごすのは初めてです　2人育児に日々奮闘中！」という記事にしていただいていたんですよね。

2019年から育児休暇をいただいていましたが、今年の3月から職場に戻りました。復帰して半年とちょっと。仕事のある生活には慣れてきましたが、うまく回っているとは言い難いです（笑）　2人の子どもたちに振り回され、家事、特に掃除や片づけを犠牲にしながら、毎日を過ごしています。

中でも、今は、子どもが二人になった大変さを感じています。例えば、上の子が構ってもらいたいタイミングで、下の子が泣き出すと、つい下の子を抱き上げてしまうんですが、お姉ちゃんは、それでは不満ですよね。私自身も弟がいたので、「姉の苦労」みたいなものは分かるつもりなのですが、お姉ちゃんの機嫌を損ねないようにするのが、今、一番大変です（笑）

そんな中、最近、娘の幼稚園のクラスでは、お手紙の交換がブームで、先日、仕事を終えて帰ると「まま　だいすきだよ　おしごと　がんばってね」と書かれたお手紙が机の上に置いてあって、とても嬉しかったです。

—復帰して半年余り、仕事で印象に残っていることはありますか？

「ショウアップナイター」のスタジオを久し振りに担当できたのは、大変でしたが楽しかったです。ナイタースタジオは、試合展開によって担当時間が変わるので、終わった後は、いつも心臓がバクバク鳴っていて。ここ数年、子育てに追われて、プロ野球をしっかりチェックできていなかったこともあり、基本的なことを確認しながら準備を進めていました。

自分でも意外だったのは、今シーズンは、放送後に楽しいと感じる余裕も出てきたこと。入社して10年経ちましたが、リスナーの皆さまに届けたい情報を選んで組み立てて、時間の中で精一杯お伝えするアナウンサーの仕事が、やっぱり好きなんだなと、改めて感じました。

アナウンサーの仕事と言えば、先輩の吉田尚記アナウンサーが「アナウンサーは、誰と話していてもおかしくない仕事だ」と言っていて。総理大臣と話すこともあるし、幼稚園児にインタビューすることもある、ということなんですが、この半年、そんなアナウンサーの仕事の幅広さも体験させていただきました。

育児休暇中に、趣味の三国志にまつわる本『愛と欲望の三国志』（講談社現代新書）を出したこともあるからか、三国志関連のお仕事をいただく機会が増えましたし、ピンチヒッターなども含めると、いろいろな番組を担当させていただきました。

選挙特番と、笑福亭鶴光師匠の「噂のゴールデンリクエスト」、ゲームクリエイターのシブサワ・コウさんの40周年記念番組の司会が続いた時などは、硬軟も様々、ジャンルも幅広く、自分でも不思議な気分になりました。

最近では、鶴光師匠とご一緒すると、ご感想をいただくことが多いです。「面白かった」「笑った」と聞くと、私も元気になります。また、「噂のゴールデンリクエスト」を担当する機会もあると思いますので、ぜひ一緒に笑いましょう！