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新潟・直江津にて、国鉄気分を感じながら「駅弁」買ってみた!

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年12月29日 11時55分

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

さけめし

12月4日~2022年2月13日まで、新潟県内の駅弁屋さん7社が共同で開催している「越の駅弁7箇所巡り」。オリジナルの「駅弁御朱印帳」を片手に各駅弁屋さんの直売所を巡って、オリジナルスタンプを集めていく取り組みです。今回は上越市直江津駅前の「ホテルハイマート」を訪ねました。

413+455系電車・快速列車、えちごトキめき鉄道・妙高はねうまライン、南高田~上越妙高間

新潟「駅弁御朱印帳」の旅 ~直江津駅弁・ホテルハイマート(第2回/全7回)

懐かしいローズピンクの国鉄急行色の電車がやって来ました。この車両は、令和3(2021)年7月から、えちごトキめき鉄道で活躍している413系・455系電車。長年、JR西日本の金沢地区で運行されて引退した車両を購入し、国鉄時代の塗色を再現。「昭和の急行列車」を体験できる観光列車として、日本海ひすいライン(直江津~市振間)で、週末を中心に運行されています。また、観光急行運用に入る前には妙高はねうまライン(直江津~妙高高原間)でも、急行料金不要の快速列車としてお目にかかることもできます。

ホテルハイマート

そんなえちごトキめき鉄道の本社が入る直江津駅前を拠点に駅弁を製造・販売しているのが「ホテルハイマート」です。ホテルハイマートの駅弁は、北陸新幹線・上越妙高駅でも購入可能ですが、「越の駅弁7箇所巡り」では、直江津駅前にある「駅弁ドライブスルー」直売所がチェックポイントとなります。営業時間は8:00~18:00で売り切れ御免。予約は購入前日の15:00まで可能です(025-543-3151、ホテルハイマート)。

さけめし

ホテルハイマートの“推し弁”は、「さけめし」(1200円)。東日本エリアの駅弁人気投票「駅弁味の陣2019」で見事、栄えある「駅弁大将軍」に輝いた駅弁です。スリーブ式の包装にも、しっかり“駅弁大将軍受賞”と刷り込まれていました。ホテルハイマートの駅弁には、初代大将軍の「鱈めし」(1200円)もあって、希少な“大将軍駅弁”が2つある駅弁業者。その両方をいただくことができる「二大将軍弁当」(1600円)の販売もあります。

ホテルハイマートのオリジナルスタンプ

「さけめし」を買い求めたところで、いよいよホテルハイマートのオリジナルスタンプを押印。ホテルハイマートでは、会計の隣に専用のスタンプ台が設けられており、もしも、会計の列ができても、あまり気にすることなく押印することができます。

オリジナルスタンプの押印

なお、ドライブスルー店舗のため、オープンエアの場所にありますので、とくに冷え込んだ日は、慎重に押印することをおススメします。

ホテルハイマートのオリジナルスタンプ

それというのも……私、ちょっぴり力の入れ具合が足りませんでした。オリジナルスタンプのデザインは、真ん中に大きく「ホテルハイマート」と入っていて、えちごトキめき鉄道「妙高はねうまライン」と「日本海ひすいライン」にふさわしく、妙高の山並みと日本海の荒波が描かれたものになっているようです。何はともあれ、新潟・駅弁御朱印帳の旅は、無事2軒目のスタンプをゲットいたしました!

さけめし

【おしながき】
・汐昆布の炊き込みご飯
・焼き鮭のほぐし身
・いくら醤油漬け
・錦糸玉子
・奈良漬け
・ガリ
・あんず

さけめし

汐昆布の炊き込みご飯の上に焼き鮭のほぐし身がたっぷり載った「さけめし」。ホテルハイマートの調理場の方が、秘伝のたれを塗って二度焼きした鮭を、1つ1つ手作業で骨を取り除きながら、優しく丁寧に身をほぐし、ご飯の上に載せて作っていきます。長年、地元・上越で親しまれてきた駅弁でしたが、駅弁大将軍に選ばれ、すっかり全国区になりました。やっぱり美味しい駅弁は、1人でも多くの皆さんに知ってもらいたいですよね。

ホテルハイマート・下井さん

この日、駅弁ドライブスルー売り場にいらっしゃったのは、直江津駅で観光列車発着時に、駅弁の立ち売りを担当している下井道夫さんでした。直江津11時26分発の「急行1号」市振行での販売を前にドライブスルーで肩慣らしといったところ。国鉄急行色の電車は、駅弁の立ち売りがよく似合いそうです。ちなみに、下井さんの“推し弁”は、今年(2021年)の新作「にしんめし」(1200円)。「駅弁味の陣2021」では見事、駅弁副将軍に選ばれました。

E653系電車・特急「しらゆき」、信越本線・米山~笠島間

さて、直江津からは、特急「しらゆき」に揺られて信越本線を北上。とくに柿崎~柏崎間では、日本海を存分に眺めることができます。この時期は鉛色の海に白い雪が舞います。次の駅弁販売駅・長岡までは途中、柿崎・柏崎の2駅に停車し、所要時間約50分の旅。長岡では2021年の締めくくりにふさわしい、どこか懐かしくて、心温まる幕の内駅弁をいただくことにいたしましょう。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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