「ロシアは無茶苦茶。ありとあらゆることをする」辛坊治郎 米露“二重国籍者”を徴兵のターゲットに？

キャスターの辛坊治郎が9月29日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎　ズーム　そこまで言うか！」に出演。アメリカ政府がロシア国内にいる両国の二重国籍保有者が徴兵される恐れがあると懸念を示したことについて、「ロシアの無茶苦茶ぶりが目立ち始めており、ありとあらゆることをする」と指摘した。

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アメリカ政府はロシアに滞在する自国民に対し、直ちに出国するよう勧告した。ロシアが部分的動員令を出したことで、アメリカとの二重国籍保有者がロシアから出国できなくなり、徴兵される可能性があると指摘している。

辛坊）ロシア国内には相当数のアメリカ人がいます。ロシアにいるアメリカとの二重国籍保有者が徴兵される可能性があるということですが、杞憂に終わってほしいですね。ただ、ロシアは今、いろいろな嫌がらせをしています。日本の領事を拘束したのは、その典型です。ロシアはありとあらゆることをしますから、わざとアメリカとの二重国籍保有者をターゲットにして動員する可能性もないとはいえないですよ。

アメリカとロシア両方の国籍を持っている人たちは、アメリカ政府からすればアメリカ国籍なんですが、ロシア政府からすればロシア国籍なんです。ところが、部分的動員令が出たことにより、アメリカとの二重国籍保有者がアメリカのパスポートを持って国外へ逃げてしまわないよう、ロシア政府が他の人たちよりも早く徴兵するのではないかと、アメリカ政府はかなり危惧しているはずです。

ロシアの無茶苦茶ぶりは目立ち始めています。それだけロシアはウクライナ侵攻の戦況で追い込まれているということがいえます。もし、ロシア政府がアメリカとの二重国籍保有者をターゲットに徴兵を急ごうとするならば、追い込まれていることの1つの表れでもありますね。