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小学校における性教育の現状

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年8月10日 11時20分

小学校における性教育の現状

東京都医師会理事で「名和医院」院長の内科医・弘瀬知江子氏が8月3日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。学校保健について語った。

※画像はイメージです

学校保健委員会

飯田浩司アナウンサー)弘瀬先生は学校保健も担当していらっしゃいますが、お医者さんが関わる学校保健とはどんなものがあるのでしょうか?

弘瀬)学校の子どもたちが健康な学校生活を送れるよう健康診断をします。それから、いろいろな悩みごとの相談も受けています。

飯田)学校の保健のお医者さんというと健診のイメージが強く、そういうときだけいらっしゃるイメージがありますが、そうではないのですね。

弘瀬)月に1回、あるいは1年に1回、学校保健委員会というものがあり、お子さんたちの成長をご父兄の方にお話しする機会なども設けています。

飯田)そのようなこともしているのですね。

学習指導要領にのっとった性教育

飯田)年ごろになってくると性教育がありますが、これも先生のご担当ですか?

弘瀬)文科省から学習指導要領が出ています。普通の校医は専門ではない人たちが多いので、私たちは学習指導要領にのっとった教育をしています。

飯田)小学校、中学校、高校などで、教えられる範囲のようなものは変わるのですか?

弘瀬)変わっています。

現在の性教育

飯田)例えば小学校だと、どの辺りまで教えるのでしょうか?

弘瀬)射精や月経などが最初にあり、あとは男の子と女の子、それぞれの性に対して尊重することなども教えています。性に対する情報がさまざまありますので、それについても一応は注意喚起をしています。

飯田)我々の時代とは違い、インターネットで何でも見ることができてしまいますからね。

弘瀬)非常に多いですね。

飯田)イメージや、間違った情報をそのまま信じ込んでしまうケースもありますか?

弘瀬)ありますね。とても危険な場合があります。

飯田)知らず知らずのうちに傷つけてしまうようなことも……。

弘瀬)それがいちばん困りますね。

弘瀬知江子氏、飯田浩司アナウンサー

子どもが年ごろになったら同性の親が教えることが望ましい

飯田)性教育は学校だけで教えきれるものなのでしょうか?

弘瀬)ある程度はご家庭で教えていただきたいと思いますが、「親子関係では少し難しい」とか、「先生に聞きなさい」などと言われるご父兄の方が多いですね。

飯田)自分たちの経験を考えても、家庭でそのような話はできなかったと思いますね。どのようにアプローチしていけばいいのでしょうか?

弘瀬)お母さんたちが、生理が始まったのと同時くらいに「危険なことはしないように」など、よく話していただくのがいいでしょうね。

飯田)男の子ならお父さんというように、同性の親が話す方がいいのでしょうか?

弘瀬)そうですね。

それぞれの異性を尊重することが大事

飯田)性教育は何年生くらいから始まるのですか?

弘瀬)普通は4年生ですね。4年生の体育の教科書には載り始めます。

飯田)我々が小学生のときには、男女で別れたような記憶があるのですが、いまはどうなのでしょうか?

弘瀬)いまは教科書に載っているくらいですので、皆さん一緒に教えています。

飯田)逆にタブー視したり、恥ずかしいイメージがついてしまう方がよくないですね。

弘瀬)そうですね。

飯田)しっかりオープンにしていく。

弘瀬)それぞれの異性を尊重することが非常に大事なことだと思います。

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