“台湾独立派”の頼副総統、アメリカ立ち寄り 「現状維持を巡り、アピールと見極めのため」辛坊治郎が持論
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年8月16日 11時50分
キャスターの辛坊治郎が8月15日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。来年1月に行われる台湾総統選の与党、民主進歩党(民進党)の候補、頼清徳副総統が12、13の両日、南米訪問の経由地、アメリカに立ち寄ったことを巡り、「対中国本土との関係について現状維持を巡り、頼副総統はアピールするため、アメリカ側は見極めるためだった」と持論を展開した。
台湾で来年1月の総統選に立候補する予定の頼清徳副総統が、南米パラグアイへの訪問を前にアメリカ・ニューヨークに滞在した。アメリカとの友好関係をアピールする狙いがあるとみられる。そして15日、外交関係にあるパラグアイに到着し、ベニテス大統領らと会談した。台湾の外交戦略は今後、どう展開していくのか―。
辛坊)台湾で世論調査を行うと、本音では独立したいと思っているのだけれども、大半の人は現状のままでいいと考えている結果が出ます。理由は、独立すると貿易関係をはじめとして対中国本土との関係が壊れることを避けたいからです。
この思いはアメリカも同様です。アメリカは「中国本土と、これ以上もめたくない」と考えています。アメリカとしても、現状維持が最も良い選択なのです。
一方、次期総統になるかもしれない頼清徳副総統は以前から“台湾独立派”です。しかし、頼副総統がアメリカに立ち寄った理由は、「私は独立しません。現状維持でいいです。次の台湾総統として私を認めてください」とアピールするためです。
アメリカとしては、台湾が中国本土の共産党政権の支配下になることは絶対に許さないけれども、独立騒ぎを起こされることが最も嫌なことです。ですから、アメリカ側からすると、次期総統を狙う頼副総統が現状維持を目指す人間かどうかを見極めたいという思惑があったわけです。今回の頼副総統のアメリカ立ち寄りには、こうした背景があります。
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