「含め煮」に合う食材ってどんなもの？

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月3日放送分のテーマは「煮物の豆知識」です。

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「煮物」は煮る方法や味付けの仕方によって、細かく分類されています。

例えば「含め煮」は、たっぷりの薄味の煮汁を使い、弱火で煮る調理法です。煮汁の味やうま味が食材に含まれ、味がよく染み込みます。「含ませ煮」や「煮含め」とも呼ばれます。

野菜や芋類、がんもどきの他、高野豆腐や干し椎茸、切り干し大根といった乾物などを煮る際によく使われます。

「煮しめ」は濃い煮汁で時間をかけ、じっくり煮込んだものです。汁気がなくなるまで煮つめるため、日持ちするのが特徴です。正月のおせち料理の1品として食べられることが多く、具材は根菜類や芋類、コンニャク、昆布などが一般的です。

「煮浸し」は、食材を薄味の煮汁で煮てから、煮汁のなかで冷やすことで味を染み込ませます。食材にかぶるくらいの煮汁を入れ、中火で煮ます。あっさりした味わいが特徴で、代表的な料理に「なすの煮浸し」「ホウレンソウの煮浸し」「水菜と揚げの煮浸し」などがあります。