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ブレイキン・白井健太朗 パリ五輪で初採用!注目競技の意外な事実

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年10月10日 14時59分

ブレイキン・白井健太朗 パリ五輪で初採用!注目競技の意外な事実

10月9日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。

ゲストは白井健太朗。
山口県生まれで、中学、高校時代は中国で過ごす。
所属するTHE FLOORRIORZでは世界大会3連覇を成し遂げ、MCなど多方面でも活躍。2019年より日本ダンススポーツ連盟に所属。大会の中継の解説もするなど、ダンススポーツの発展に貢献している。

今回、パリ五輪で初採用されるブレイキンとはどんな競技か?を中心に伺った。

白井:主にブレイキンって聞くと皆さん、頭で回ったりとかをイメージすると思うんですけど、それだけではないです。立って踊る、ステップする、ダンスするのがトップローク。技というか動きを構成するものの1つです。あとは、床に手をついて足さばきをする、足でステップを踏むフットワーク。そして、皆さんが良く知るパワームーブ。頭で回ったり、背中で回ったりとか。有名な技で言うと、ヘッドスピン、ウインドミルなど。

青木:どうやって回っているんだろう?って、思ってます。

白井;そうなんです。やっている方は怪我と向き合いながらやっています。今挙げた3つの動きを締めくくるのがフリーズ。ブレイキンで良く見られると思うんですけど、片手で頭立して止まるマックスという技名などでも言われます。トップローク、フットワーク、パワームーブ、フリーズ、主にこの4つで1つの動きが構成されています。1回踊ることをワンムーブっていうんですけど、だいたい30秒~1分30秒くらい。その中で自分の技、オリジナリティ、キャラクターなどを出して踊る。

青木:ワンムーブの中にこの4つの要素を全部入れるのですか?

白井:必ず全部入れなければいけない、というわけではないです。ダンサーによって得意な動きは違うので、トップロークが得意な人はそれを主に見せて、他の動きはそこまでがっつりやらなかったりとか。パワームーブが得意な人はパワームーブだけで構成したりとか。

青木:どれが評価、得点が高いとかあるんですか?

白井:習得するのに時間がかかるのはパワームーブなので、その動きが速かったりコンビネーションが複雑だったり種類が多かったりすると、評価されやすいかもしれません。

青木:評価基準は?

白井:主にオリジナリティ、ミュージカリティ、音楽性。音楽にどれだけ合っているか、リズムが取れているか、などです。ボディ、マインド、ソウル。つまり、頭、心、体、でジャッジは審査しています。

青木:競技中にかかる音楽は自分で選べないそうですね?

白井:選べないです。DJが必ず会場にいて、そのDJが選曲した音楽をその場でかける。事前には知らされないです。即興です。

青木:何をしようか頭で考えていても、思っている曲と違ったら変えるということですか?

白井:変えることはあります。音楽の小節とか、タイミングとかに合わせてフリーズ、止まったりするんですけど。それも音楽によって音の切れ目というか、音ハメというか。音楽によって来るパートが違うじゃないですか。それに合わせるように動きます。

青木:その時にならないとどういう構成になるか自分でもわからないということですか?

白井:ある程度ベースはあって、即興性じゃないですけど、そういうところも審査に大きく関わってくることなので。相手がこうしてきたら自分はこう返す、みたいなやりとりもあります。

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