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【陸上・日本インカレ】早大主将の伊藤が日本選手トップの2位 駅伝シーズンに手応え

日テレNEWS NNN / 2024年9月22日 11時50分

早大の駅伝主将・伊藤選手。日本選手トップの2位は「最低限」

陸上競技の大学生日本一を決める天皇賜盃第93回日本学生陸上競技対校選手権(日本インカレ)が、神奈川県のUvanceとどろきスタジアムby Fujitsuで開催され、3日目の21日には男子5000mが行われました。

レースは入りの1000mが2分52秒と、スローペースで幕を開けました。

1000mで創価大学のスティーブン・ムチーニ選手(2年)が先頭に立ちペースアップを図ると、集団は縦長の隊列に。ムチーニ選手のすぐ後ろには、早稲田大学の駅伝主将・伊藤大志選手(4年)が付けました。先頭の隊列から1人また1人とこぼれていき、サバイバルレースの様相を呈してくると、3000mを前にムチーニ選手と伊藤選手の一騎打ちになります。そして、勝負は3500m付近で決着。「今日はとても暑かったが、体の調子は良かった」というムチーニ選手が、じわじわと伊藤選手を引き離し始めました。「今日のターゲットは、タイムではなく1番(になること)」と勝負に徹したムチーニ選手は、最後は独走となり13分52秒25で優勝しました。

今年1月の箱根駅伝では1年生ながら花の2区を担い区間5位と好走しています。昨年度以上に力を付け、さらなる活躍を見せてくれそうです。

創価大のムチーニ選手は、勝負に徹した走りで優勝を飾った

2位には早稲田大学の伊藤選手が入りました。駅伝シーズン開幕直前で合宿が続く時期。「ほとんど調整はしていないので、100%とはいえないコンディションでした。でも、たぶんそれはスティーブン・ムチーニ選手も同じだと思う」と伊藤選手は言います。それでも、多くの有力選手が欠場するなか、「競走部としてトラックでも勝たないといけない」と伊藤選手は伝統校の主将としての使命感を持ってレースに臨んでいました。ムチーニ選手に離されて単独走になった後も、伊藤選手は崩れることなくピッチを刻みました。最後は草刈恭弓選手(東海大学3年)の猛追を受けましたが、なんとか逃げ切り、14分5秒82で2位でフィニッシュしました。「表彰台と日本選手トップは確実に取っていかなきゃいけないと思っていたので、第一目標をクリアできたことは良かった」と胸をなでおろしていました。しかしながら、「残り1500mぐらいで(ムチーニ選手から)離れてしまったのはちょっともったいなかった。もう少し付いていかなければいけないレースだった。駅伝シーズンはエース区間で戦わなきゃいけない相手。駅伝を見据えた上で、勝ち切れるぐらいの走力をトラックでも見せたかった」と、ムチーニ選手に敗れた点を反省材料に挙げていました。

今季の早稲田大学は、三大駅伝(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)3位以内をチーム目標に掲げています。「僕個人としても4年間で一番良い夏を過ごせたと思っていて、満足した練習が積めています。チーム全体としても(4年間で)一番良い仕上がりだと断言できます。駅伝シーズンはいつも以上に戦っていけるという自信があります」伊藤選手は、駅伝シーズンに臨むチームの仕上がり具合に手応えを口にしていました。

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