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「渋滞対策」工夫で負担軽減 高速道路“注目のリニューアル工事”

日テレNEWS NNN / 2024年11月23日 12時25分

日テレNEWS NNN

開通から30年以上経過した高速道路はNEXCO東日本管内でおよそ6割をしめるなど高速道路の老朽化が問題となっています。そんな中、あるリニューアル工事が注目されています。

栃木県を流れる鬼怒川にかかる東北自動車道の鬼怒川橋。この橋は開通から50年以上が経過し大規模工事がおこなわれています。

NEXCO東日本・柳田紘希さん

「橋梁上の床版(しょうばん)をなおす工事をやっています。老朽化が進んでいまして床版の交換が必要になっています」

床版とはアスファルト舗装の下にある床のようなものでコンクリート製の板のことです。

一般的には片側2車線を通行止めにして工事をおこないますが…

NEXCO東日本・柳田紘希さん

「交通量が多い区間となっています。渋滞が発生してしまうので1車線ずつの施工となっています」

工事中も4車線のうち3車線の通行を確保しておこなうのです。

それを可能にしたのが大成建設が開発した機材。

床版を半分にカットして古いものを新しいものに取りかえていきます。

交換した床版は50年から100年もつといいます。

さらに…

日高水樹・日本テレビ

「あちらに見えている黄色い車両、タイヤのあたりを見てみるとコンクリートブロックがどんどん動いていくのが分かります」

その名もロードジッパー。

混雑する時間に合わせ上り線と下り線を短時間で切り替えることができます。

また土・日は渋滞を減らすため工事用機材をすべて撤去し4車線全ての通行を可能にしているのです。

この工事の方法によって意外な効果も…

大成建設・大西雅也さん

「非常に私どもの疲労度とか軽減できていてありがたい。仕事にやりがいが出てくる」

現場では土・日の作業は全て休みとし完全週休2日が実現。渋滞減少の取り組みが働き方改革にも大きな役割を果たしています。

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