『大奥』『きのう何食べた？』の作者が描く“好きのかたち” このマンガがすごい!オンナ編1位に輝く

『環と周』（c）よしながふみ／集英社

漫画好きが選ぶ『このマンガがすごい! 2025』が11日に発表され、オンナ編1位によしながふみさんの『環と周』が選ばれました。

『このマンガがすごい! 2025』（宝島社）

『このマンガがすごい!』は、あらゆるマンガ好きが選ぶランキングです。

オンナ編1位に輝いた、よしながふみさんの『環と周』は、家族、恋、友情、さまざまな関係性の“好きのかたち”が描かれています。

よしながさんは、東京都生まれ。2002年に『西洋骨董洋菓子店』が、第26回講談社漫画賞少女部門を受賞しました。

さらに、2004年から2021年まで連載された、江戸時代に謎の疫病で男子が激減し、将軍までも女性が担う世界を描いた『大奥』 は、第5回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞など、数々の賞を受賞しました。

2022年には、ドラマ・映画化もされた『大奥』や『きのう何食べた？』で描いている、固定化した社会的価値観への問いかけ、その変化を促す役割が高く評価され、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞に輝きました。