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普段は雑木林の中で生息しているが… 池間島の海岸にオカガニが次々 満月の夜の抱卵が神秘的 沖縄

沖縄タイムス+プラス / 2023年7月9日 14時41分

満月の夜に放卵するオカガニ=2日午、宮古島市・池間島のフナクス海岸

 【池間島=宮古島】2日夜、池間島のフナクス海岸で腹部に卵を抱えたオカガニが次々とやって来る様子が確認された=写真。同海岸では毎年梅雨明け後の満月前後になると、オカガニが腹部に抱えた卵を海に放つ様子が見られる。

 普段は雑木林の中で生息するオカガニは、ゆっくりと波打ち際に到着すると引き潮に合わせて一斉に卵を海に放つ。満月に照らし出された静かな波間で、腰を振るようなしぐさで卵を放つ様子は、ほほ笑ましくもあり、神秘的でもある。

 沖縄本島から訪れたという女性は「数年前に見たことがあるが、満月に合わせて必死に卵を放つシーンには感動する」と話した。

 31年前に池間大橋が開通し、島の海岸線沿いには一周道路が整備された。そのため、オカガニが畑や雑木林から道路を渡り砂浜にたどり着くのが困難になった。さらに海岸線にはレジャー施設が建った。

 池間自治会の仲間広二会長は「個体調査はしていないが池間島に生息するオカガニは明らかに減ってきている」と話し、何らかの形でオカガニの保護策を講じる必要を訴えた。

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