スティング、10年ぶりとなるオリジナルアルバムについて語る!

OKMusic / 2013年10月5日 12時0分

スティング (okmusic UP's)

スティングの10年ぶりとなるオリジナルアルバム『ザ・ラスト・シップ』が10月2日に発売された。新作は彼の故郷を舞台にしたミュージカル、その名も『ザ・ラスト・シップ』のために書き下ろされた感動作となっている。

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このミュージカルはウォールセンドのスワン・ハンターズ造船所の影で育った彼の思い出に基づき、帰郷と自己発見を中心的テーマに据えて描いている。彼の個人的な思い出は人間関係の複雑さ、時の経過、そして家族や地域社会の重要性という普遍的な真理を照らすもので、我々が生きる現代にも影響を与えるような、複雑な寓話を形成する。スティングが制作にほぼ3年を費やしたこの舞台作品は2014年にブロードウェイ・デビューする予定で、過去にトニー賞を受賞しているジョー・マンテッロ、ジョン・ローガン、ブライアン・ヨーキーとのコラボレーション作品となっている。

ロブ・マテスがプロデュースを、ドナル・ホジソンがエンジニアリングとミックスを担当したアルバム『ザ・ラスト・シップ』については、スティング自身がYouTubeでコメントしてくれているので、ぜひチェックしてみてほしい。コメント訳は下記のとおり。

【スティングのコメント訳】
このアルバムに収められた歌、音楽を、僕は、戯曲のためのものとして書いた。物語は故郷を舞台にしたもの。イングラング北東部の、造船業が盛んだった町だが、時代の変化のなかで、造船所で働く人たちは解雇されていく。父と息子の衝突、和解。そんな物語が進行していき、町の司祭が、なんとか彼らを救おうと決意する。自分たちで、自分たちのために船を造ってみないか、と、持ちかける。世界に向けて船出するために。馬鹿げた話だけど、それは、象徴的な行為なんだ。なにか象徴的なものというのは、ときに、とても強い力を持っている。

この曲はパブで楽しんでいる感じで書いた。ビールを飲みながら、楽器を弾いたり、歌ったり。その雰囲気をスタジオで再現したんだ。このアルバムで表現したかったのは、働くことの大切さを思い出してほしいということだった。それぞれの個人にとってだけではなく、地域社会にとっても大切なことだ。僕は、これまでずっと、自分をさらけ出すタイプのソングライターだった。でも、自分とは違う人の立場で、違う人の声で、あるいは、誰かの靴を履いて書いてみたら、と思った瞬間に、この作品が歩きはじめた。自分自身を少し脇に寄せてみたのさ。だから、とても楽しんで、この仕事に取り組んでいるよ。音楽の方向性をひとつに決めてしまうタイプじゃない。僕にとって、それはとても大切なことなんだ。それに、いつも、音楽から驚きを与えられている。だから、僕自身も、音楽に新鮮な驚きを注入する。ハーモニーの動き。アレンジメント。楽器の選び方。転調。ともかく、驚きこそ、僕の音楽にとってもっとも大切な要素なんだ。予定調和的なものはつまらない。この作品は、なにかに導かれて取り組んだもの、ということもできる。僕が語らなければいけない物語、僕が語りたいと願っている物語。人々がふたたび立ち上がる物語を通じて、自分を表現しているわけさ。起きているときは、いつもこの作品のことを考えて、咀嚼している。寝ているときは、この作品のことを夢にみている。完成するまでは、このままさ。

■『ザ・ラスト・シップ』 コメント
http://www.youtube.com/watch?v=87lKbcMBEdE

■アルバム『ザ・ラスト・シップ』

2013年10月2日発売 
UICS-1274/¥2,600(税込)
※日本限定SHM-CD仕様

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