土屋アンナ、3月11日リリースの新作で見せた“本気”と“素顔”とは?

okmusic UP's / 2014年3月11日 11時0分

土屋アンナ (okmusic UP's)

いつも、さまざまな表情を見せながら多面的な表現活動を続けてきた土屋アンナ。しかしそこでいちばん着目されるべきは、いわゆるマルチ・タレントとしての活動範囲の幅広さではなく、彼女がいかなる分野にも“本気"で挑み続けてきたという事実ではないだろうか。もちろん音楽も、そのひとつ。歌い手としての活動歴もとうに10年を超えているが、この3月11日(彼女自身の誕生日である)にリリースを迎える新作『Sugar Palm』には、そんな彼女の“本気"が、しかもあくまでナチュラルに詰め込まれている。

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この『Sugar Palm』はミニ・アルバムとDVDからなる変則的な作品。たくさんの候補曲のなかから選りすぐられた「Sugar Palm」、「UP TO YOU」、「Melt Into Blue」という3つの新曲と、一昨年に“公開レコーディング"という形式で録音された4曲の音源、そして同年末にBlue Note TOKYOで収録されたライヴ映像という各々の素材が、土屋アンナという存在を実にリアルに浮き彫りにしている。こうした作品形態をとることになった理由を、彼女は「自分が歌手として、ちゃんと歌に取り組んでるんだってことを、もう一度きちんと伝えたかった」からだと語っている。

「ライヴを観に来てくれるお客さんは、私がいつもマイクを通さなくても聴こえるぐらいの声量で歌ってることを知っているはず。だけどCDを聴いただけだと、わからない部分もあるじゃない? そこでちゃんと、“私は歌ってるんだ!"ってことがわかるものにしたかったの。実はここ数年で、声の出し方とかもめちゃくちゃ変わってきてるんです。今はゴスペルの先生に教わっていて。ライヴを観てくれた先生が“まだまだ声、全然出るよ!"と言ってくれて。それからトレーニングを受けるようになったんだけど、今では高いキーの声も前よりもすんなり出るようになったし、声が枯れることもない。以前はむしろ、声が枯れてナンボみたいに思ってたくらいなのに(笑)」

これまで彼女は、主にロックを歌ってきた。その歌唱から感じられたのは、声そのものから感じられる生きざまや、彼女ならではのスタイリッシュな存在感のほうであり、むしろ技術的な意味において注目されることはあまり多くなかったように思う。しかし彼女自身は実に幅広い音楽趣味を持ち、そのすべてを自分の領域にすることを望んでいたりもする。そのために必要なのが、技術レベルでの向上というわけだ。そして実際、今作で聴かれる彼女の歌声には、これまでのどの作品からよりも説得力が感じられる。

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