黒夢、『地獄ノ三夜』名古屋公演最終日カーテンコールで清春が突如発した言葉の真意とは?

okmusic UP's / 2014年6月3日 0時0分

5月31日@Zepp Nagoya (okmusic UP's)

去る4月より『地獄ノ三夜』と銘打たれたシリーズ公演を展開中の黒夢。5月31日に行なわれたZepp Nagoyaでの公演をもって、東京に続いて名古屋での三夜が完結へと至った。

【その他の画像】黒夢

以前にもお伝えしているように、この三大都市での三夜公演では、各々の夜に『生前』『脱皮』『奈落』という意味深長なタイトルが掲げられており、清春と人時が出会った当時、すなわちインディーズ期の楽曲による演奏プログラムが組まれている。つまりメジャー・デビュー当時から彼らを観てきた人たちですら触れたことのない内容のステージが、今現在の黒夢ならではの成熟度やクオリティを伴いながら繰り広げられているというわけだ。

しかも三夜の演奏内容は時系列に沿いながら異なり、それに伴う演出なども当然のように違い、三夜すべての目撃者となってこそ初めて体感できるものというのが確実にある。6月5日からは、いよいよこの流れの最終局面にあたる大阪での三夜公演が開幕を迎えることになるが、5日に行なわれる第一夜公演はFC会員限定となるため、FCに未入会のファンにとっては、もはや『生前』での彼らに触れられる機会は残されていない。これら一連の公演が映像化される計画も皆無だとのことなので、まだこのシリーズ公演を体験できていない人たちには、大阪での第二夜、第三夜に足を運んでなんとかこれを目撃して欲しい。

詳しい内容については、大阪公演で初めてその全容に触れる人たちのためにも秘しておくことにする。が、終了したばかりの名古屋公演にて興味深かったのは、非常にコンセプチュアルな内容の公演であるにもかかわらず、明らかにそのライヴ・パフォーマンスが進化/深化を遂げていたという事実だ。筆者は東京での三公演に続いて名古屋での『奈落』を目撃したが、そのステージ上で体現されていたのは、敢えて言うならば、これまで数多くのバンドやアーティストたちが表現しようとしてきた“束縛”と“解放”を主題とするドラマ。しかし、裏を返せば“解放”ですらもある種の“束縛”なのだという真理すらも示唆するかのようなその深遠さには、まさに震えるような興奮をおぼえずにいられなかった。

そしてもうひとつ興味をおぼえたのは、すべてのパフォーマンスが終わりカーテンコールからステージを去る間際に名古屋のオーディエンスに向けて清春が突如発した言葉についてだ。MCらしいMCは一切用意されていないこの公演の幕切れで、彼は、7月に開幕を迎える『夢は鞭』と題されたツアーのなかで、黒夢にとっての聖地ともいうべき名古屋(2人の出身地は岐阜県だが、最初の本拠地がここだったことは言うまでもない)での公演が“異例とも言えるほどに数多く”用意されている事実を改めて告げ、「その意味を僕らも噛み締めながら廻るので、是非来てください」と語った。さらには「最後のツアーだと思って来てください。僕らも駆け抜けるだけ駆け抜ける」とも。

okmusic UP's

トピックスRSS

ランキング