梅雨の季節、イライラや陰鬱な気分をぶっ飛ばし「雨も悪くないな」と思える5曲

okmusic UP's / 2014年6月30日 18時0分

「雨」('90)/森高千里 - ジャケット画像 (okmusic UP's)

“ゲリラ豪雨”なんて言葉が使われ始めたのは、ここ数年。初めて聞いた時は、“ゲリラ”と“豪雨”の聞き慣れない組み合わせに、妙な違和感やなんか汚らしいイメージ(ゲリの響きだけ)を受けたりしたけれど。家や車が浸かるとんでもない雨量や、叩き付ける大粒のヒョウといった最近の異常気象はまさにゲリラ! 本来、梅雨ってもんは、しとしとと雨が降り続いて、“送り梅雨”や“暴れ梅雨”なんて言われる激しい雨や雷が終盤に降って、ついに夏の到来! みたいな、季節感を感じる情緒あるものだったはずなのに、ゲリラ豪雨なんて季節感も情緒もあったもんじゃない!! というところで、今回はイライラしたり、陰鬱な気分になりがちな梅雨時にピッタリな、“雨”を題材とした楽曲をセレクト。近い将来、季語的な表現として、“ゲリラ豪雨”をモチーフにした曲も出てくるのでしょうか? 「始まりはいつもゲリラ豪雨」とか。

【その他のジャケット画像】

■1.「雨」('90)/森高千里

「雨」ソングで真っ先に思い付いた曲がこれ。1990年にシングルリリース、アルバム『古今東西』(名盤!)収録、2009年には「雨/渡良瀬橋」と、代表曲を両A面シングルとして再リリースもされたこの曲。作詞能力の高さに定評のある森高が綴る、雨をモチーフにした切ない失恋ソングは、《雨は冷たいけど 濡れていたいの》と歌う感傷的な歌声がギュッと胸を締め付ける名バラード。この曲は後に杏里、沢田知可子、℃-ute(矢島舞美)など、たくさんのミュージシャンがカバー。稲垣潤一とは、本人が共演したデュエット・カバーも発表している。同時期の女性シンガーものだと、小泉今日子の「優しい雨」(1993年)も、しっとり歌い上げる雨ソングの名曲。ちなみにこの曲も作詞はキョンキョン本人。しかし、森高千里といい、キョンキョンといい、圧倒的美貌と美しい歌声、そして文才と…選ばれし者に、天は二物も三物も与えるんですな! あと、注目すべきは森高千里のシングル「雨」のジャケット。当時、アルバム『非実力派宣言』のジャケットに代表する“コスプレ路線”で人気を集めていた彼女。水色地に赤のラインが入ったテカテカの衣装で写っているジャケット写真は勇ましすぎて、しっとりしたバラードソングがまったく想像できません!(笑)

■2.「傘がない」('72)/井上陽水

LPとして日本では初のミリオンセールスを記録した、アルバム『氷の世界』から40周年。40周年を記念した『氷の世界』のデジタルリマスター盤も発売され、今改めて注目を集めている井上陽水の1stアルバム『断絶』に収録された名曲。この曲が評論家に高く評価されたことで、彼の名前が広く知られることになったとも言われている。《都会では自殺する若者が増えている》で始まる歌詞は今の時代に聴いてもセンセーショナルだし、《行かなくちゃ 君に逢いに行かなくちゃ》の衝撃的なリフレインは頭から離れない。しとしとと雨の降る日、一人、部屋の中で陽水のドラッギーな歌声にまったり浸かってると、「雨も悪くないな」ときっと思えるはず。この曲は後に斉藤和義、UA、中森明菜などがカバー。意外なところでは、フォークをルーツとして語ることも多いムックが、2006年の日本武道館公演で配布した『COVER PARADE』でカバー。昔はライヴで披露されることもあった。

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