MUCC、怒濤の7ヶ月間連続ツアーを代々木第一体育館にて締め括る

okmusic UP's / 2014年9月25日 0時0分

9月23日@代々木第一体育館 (okmusic UP's)

2014年9月23日。 MUCCはこの日、国立代々木競技場第一体育館にてライヴを行った。

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これは、3月6日からスタートさせたツアー『MUCC SIX NINE WARS-ぼくらの七ヶ月間戦争-』のファイナルでもあった。『MUCC SIX NINE WARS-ぼくらの七ヶ月間戦争』とは、7ヶ月間連続で、対バンを含める異なる全6種類のライヴをEpisode1.からEpisode6.のブロックに分け、各9公演行ってきたモノで、その総数は実に55本と、かなり長いツアーであった。結成から17年。様々なライヴの形を経験してきた彼らだが、200日に渡り、ここまでいろんな戦い方で自らに挑んだ経験はない。そう。彼らは、この戦いの先に、まだ見ぬ世界を置きたかったのだろう。ファイナル公演国立代々木競技場第一体育館のタイトルは、『THE END』。THE ENDとは、まぎれもなく終わりを意味する言葉である。しかし。その終わりこそ、始まりを意味するモノであったのだ。

2014年9月23日。17時20分。長かった戦いの最後の幕が上がった。彼らはこの日、初日であった3月6日の恵比寿LIQUIDROOMと同じ始まりを選んでいた。彼らが選んだ始まりは「THE END OF THE WORLD」。リーダーでありメインコンポーザーであるミヤが公言するように、この曲は、MUCCがルーツとするフォークを彷彿させる1曲だ。その曲は、紗幕の向こうで鳴り始めた。紗幕に、モノクロで映し出される日常の景色は、何故かいたく心を突いた。この、胸を締め付けられるような感覚こそが、彼らMUCCが描き続けてきた景色であり、メッセージでもあると言えるだろう。

紗幕が落とされ、ステージに点在していたTHE END OF THE WORLDの文字が次々に燃え上がり、順に逹瑯、YUKKE、SATOち、ミヤが姿を現した。フロアからは、いままでに見たことのないその始まりに驚きの声が沸き上がった。最後の戦いに相応しい印象的な幕開けは、一気にオーディエンスの気持ちを惹き付けると、「ENDER ENDER」「Ms. Fear」へと繋げられていった。光を一杯に受けたミラーボールが蒼を放ち、会場に散った光景の中、7ヶ月間戦い抜いてきた彼らの音が力強くフロアに放たれていった。「禁断のSHOW TIMEを始めようぜ!」(逹瑯)「好き勝手やっちゃえよ!」(ミヤ)そんな叫びの後、「謡声(ウタゴエ)」「ガーベラ」と言った歌謡テイストな旧曲を2曲挟み込み、ライヴは少し景色を変えたのだが、逹瑯が「ガーベラ」終わりで、“等身大の今のMUCCを存分に楽しんで帰ってください!"という言葉を発すると、そこから中盤にかけて、ニューアルバム『THE END OF THE WORLD』の中にあるジャンルレスな楽曲たちが、“MUCCという個性"で、素晴らしく結ばれていったのである。特に印象的だったのは、ガレージ系の無骨なロックサウンドである「WateR」と、70年代を思わすファンクなノリとヘヴィロックが融合した新たなアプローチである「369-ミロク-」を合体させた状態で届けたそのセンスだ。それは、確実にMUCCというバンドの個性と、MUCCというバンドの“今"をまざまざと見せつけた瞬間であったと言えよう。そして彼らはその流れから、このライヴの見せ場へと繋げていったのだ。“この日の見せ場"。それは、「メディアの銃声」と「JAPANESE」の流れにあった。彼らは、ミヤの奏でる鍵盤の和音が印象的な「メディアの銃声」から間髪入れずに繋げられた「JAPANESE」で、バックに喪服を纏った生のストリングスを背負い、そこに込めた想いをより深く聴き手に印象づけたのである。

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