sadsが水戸ライトハウスを灼熱の空間へと変えた!

okmusic UP's / 2014年11月30日 0時0分

11月27日@水戸ライトハウス (okmusic UP's)

2014年11月27日、この夜の公演は〈mito LIGHT HOUSE 25th anniversary ~祝盃~〉と銘打たれたもの。sadsと縁の深いライヴハウスの25周年、さらにはK-A-Z(G)の44歳の誕生日ということもあり、約3時間半の狂宴は想像を絶するような轟音に包まれた。

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今年の6月から7月にかけて催されたショート・サーキット〈Evil 7 playground〉と10月のハロウィン・イベント〈evils halloween II〉を経て、年内最後の公演ということになる。当然のように、即ソールド・アウト。プラチナ・チケットを握りしめた観客が出入口までびっしりと埋まっており、「少しでもステージに近づきたい」という異様な熱気がフロアを支配していた。

開演時刻を少し過ぎた頃、場内が暗転し人波が前に押し寄せる。手を伸ばせば触れられそうなところに立つカリスマがいきなり「HONEY」でぶっ放す。もみくちゃのオーディエンスは暴発寸前だ。間髪入れずに放たれたのは「Hate」。バースデー・ボーイのK-A-Zを抱き寄せ頬ずりする清春(Vo)からは邪悪な官能が漂う。GO(Dr)とクボタケイスケ(B)が生み出すグルーヴを聴いていると、身体が勝手に揺れる。sadsは今夜もさっそくの爆音で畳み掛けている。

我を忘れて見とれてしまう音楽こそが彼らの真骨頂だ。ライヴを観るたびに、ジャンル分けが意味を持たないほどのへヴィでラウドなロックがこの世に存在するのだと感心する。たとえば「FREEZE」で熱くしなやかに踊る清春の姿は、その場で目撃した者にしか共有できないような魅力を備えている。ライヴハウスにおけるオーディエンスとの共犯関係が実によく似合うバンドなのだ。「NIGHTMARE」でひとつの頂点を迎えた彼が「カッコいいねー!カッコいいねー!カッコいいかもしれないねー!」と独特の語り口でバンド内の化学反応を評するのが印象的だった。

「RESCUE」「STUCK LIFE」「WHITE HELL」「AMARYLLIS」とこれでもかというぐらいに重い4連発で本編を締めた後には、サプライズが待ち受けていた。ギターを抱えた清春が「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」と優しく歌う。見覚えのある顔がケーキを持ってステージに入ってくる。黒夢の人時だ。盟友K-A-Zの誕生日を祝うこの瞬間のために駆けつけた彼はとても嬉しそうだ。ステージ上の全員の表情が輝いていた。「仲良すぎて怖いですね」と清春が言うぐらいにsadsと黒夢の友情は揺るぎない。

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