『Over The Edge' 14』、総勢13組が熱演!

okmusic UP's / 2015年1月2日 12時0分

「Over The Edge ’14」 (okmusic UP's)

2007年のスタート以来、ヴィジュアルシーンの人気バンドが集まる一大イベントとして年末の風物詩となりつつある年越しイベント『Over The Edge』。毎年会場となっていた渋谷公会堂が2015年中に取り壊されるため、現状での開催は2014年が最後となる。そんな一つの節目とも言える今回は、初めてタイムテーブルを事前公開する等の試みもあり、よりクオリティの高いステージが展開。新人からベテランまで総勢13バンドが鎬を削り、さらに2組のスペシャルセッションが真摯な情熱と想いを傾けて、8年の歴史を重ねてきた『Over The Edge』の真髄を刻みつけた。


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トップバッターは今回が二度目の参戦となるDIAURA。物々しいSEと真っ赤なライトの中、お馴染みの「赤い虚像」がイベントの火蓋を切って落とすと、客席では“愚民"と呼ばれるファンたちによるヘッドバンギングの嵐が吹き荒れる。「最後の渋谷公会堂、盛大に狂っていくぞ!」と発破をかけるyo-ka(Vo)を筆頭に、ヘヴィ&ダークに攻める4人の佇まいは、昨年に比べて一回りも二回りも大きくなった印象。どこか懐かしい風情を漂わせながら妖しくうねる「Menace」、佳衣(G)のギターソロがエモーショナルに駆け上がる「新世界」と、最新アルバム『Triangle』収録曲で前世紀より受け継がれてきたヴィジュアル系の濃厚なエッセンスを放出するのも頼もしい。最新シングル「blind message」でアグレッシヴに弾けた後は、1年越しで完成させた思い入れ深き曲「自壊」で「この場所に独裁を!」とフィニッシュ。「この渋谷公会堂ある限り、必ずここでワンマンぶちかまします」という力強い宣言も飛び出し、2015年に向けての期待を煽ってくれた。

二番手のカメレオは初出場ながら、シーンにおける特異な立ち位置を如何なく発揮。登場時のSEはなんと「笑点」のオープニング曲、しかもカラフルな羽織袴姿で人気曲「新宿」を放つという始まりで、ド頭からオーディエンスの度肝を抜く。続く「で?」もシーンへの皮肉を自身への鼓舞に繋げた実にデンジャラスなポップチューンで、こんな楽曲を最新アルバム『ハイカラ』のリード曲に据えるあたり、彼らの肝の太さが窺えるというもの。さらに「今から変なおじさんダンスをするので、皆さんも良かったら踊ってみて」と、いきなり楽器を置いて5人全員がマイクを握り、ステージで一列になって「関係ナイ」とタイトルを繰り返す様もかなりのインパクトだ。ラストの「ニート姫」に到っては、曲中で現金1万円を客席の2名に抽選でプレゼントする“カメレオ年末ジャンボ宝くじ"なるものまで実施。ライヴ中に「お金が欲しいかー!」と煽るバンドなど前代未聞だが、この掟破りっぷりこそが来る1月17日、渋公ワンマンを敢行するまでにバンドを押し上げた推進力の源に違いない。

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